事件6 ページ6
「ん、、あ、れ?」
私は目を開けた。どうやら意識を失っていたようだ。
「A!?よかった、起きたぁ」
美紀が心配そうにこちらを見る。若干涙目なのは、それだけ心配してくれた証拠だ。
そこで私は気づいた。もう一人、ツインテールの女の子がいる。
「あー、この子は里沙さん。例の中学生だよ。」
中学生ってことは、年上だ。私達が小学6年だから...かなり違う。美紀、なんで『この子』とかいってるの?
ここは、廃工場のどこかの部屋だろう。コンクリートに囲まれていて、なにもない部屋だ。男組はここにはいない。逃げれたとは思えないから他の部屋にいるのだろう。
「Aちゃんと、美紀ちゃんね。えっと、どうしてここに?」
里沙さんが初めて口を開いた。とても透き通るような綺麗な声だ。
美紀は『まだ言ってないよ。』と、目で合図をした。私達の能力(?)のことだろう。
「えっと、まあいろいろ?」
私は里沙さんの問いに、曖昧に答えた。話してしまったら面白くない。
私は静かに目を閉じると、耳に集中した。
「...誰か来る!」
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作者名:ririsa | 作成日時:2016年1月13日 19時