家出少女を養ってくれる人募集中。【台本書き】 (ページ10)

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10、貴方｢僕は、僕だ。｣ページ10

葵さんの部屋に入った。そこはきちんと整理整頓されていて、綺麗だった。そして何故か竹内さんがいた。

葵｢今は、明日からの話をしようと思ってね、さすがにいきなりメイドの仕事はできないから、竹内さんと一緒に行動してもらってー。｣

竹内｢はい、メイドの朝は早いです。ちょうど部屋が隣ですから、起こしに行きますね。それから、この屋敷の掃除です。そのあとの詳しいことは明日お話します。｣

貴方｢わかりました。頑張ります。｣

葵｢それから学校のことなんだが、Aは、今までの学校のままがいいか？それとも、転校するか？｣

貴方｢転校、できるんですか？｣

葵｢あぁ、Aの意思次第だな。｣

貴方｢転校、させてください。どうせ、僕が通っている学校にいい思い出なんてありませんし。｣

葵｢わかった。。、、、あれ？Aの一人称って『私』じゃなかったっけ？｣

貴方｢違いますよ。『僕』です。僕は僕です。｣

葵｢あれ？ん、まぁいいやっ！竹内さん、お願い。｣

竹内｢かしこまりました。｣

葵｢じゃあ、戻っていいよ？部屋は好きに使っていいから。｣

貴方｢おやすみなさい。｣

　ｸｽｸｽ、今『私』は、どんな気持ちかなぁ？