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月曜。
制服に身を包み学校に向かう。いざ、九井くんの心の内へと意気込んで新しい髪の毛を靡かせながら校門を潜った。前の高校は結構厳しくって髪の毛染めることも禁止されていた。
入学前から染めていたから地毛だと貫き倒してきた。
今の学校は割とゆるくって助かった。
下駄箱に向かえば知っている二人を発見した。九井くんの背中をボスッと叩けば「あ"？」と睨みながら言われる。イヌピーも同じように振り返り、二人は私を見て「は？」と呟いた。
「おっはよー」
よっ！なんて元気満々に挨拶をする。
金髪だった髪の色は、グレージュと少し暗めの色に染め直した。
イヌピーくんは「髪の毛染めたんだな。似合ってる」と微笑んだので満点をあげよう。そして九井くんは「お前何で染めてんだよ」と言ってくる。ゼロ点だよ九井くん。
「九井くんが赤音さんと私を重ねるからね」
「だからってなんで」
「地毛は元から黒かったし、この方が私に赤音さん重ねなくて済むでしょ」
これで堂々とアタック出来る♡と九井くんを叩く。
九井くんは「あっそ」と言うと教室の方へと歩いていった。九井くんからある程度事情を聞いているらしいイヌピーには「応援はするけど無理はするなよ」と言われた。
まあそう簡単に九井くんの心を動かすことなんて出来ないと思う。それでも少しずつでいいの。
「少しずつ赤音さんじゃなくて私を見てくれればそれでいい」
「………そっか」
「うん、こっち向いて私を見て欲しいな」
イヌピーと教室まで向かう中、九井くんの一番好きな物とか何をあげたら喜ぶのとか聞いてみる。幼馴染だからこそ，イヌピーが一番九井くんのことを理解している。そう思ったからこそ聞いた。
……なのに。
「ココの一番好きなものは赤音と金だ」
「聞いた私が馬鹿だった」
あまりにも自信満々に九井くんのことを教えてくれるイヌピー。どれも私には出来そうになくて泣きそうになった。
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ちえ - 私の最推しのイヌココが出た時はギャーギャー叫ばすにはいられませんでした (2021年11月2日 18時) (
レス) id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！あああもう好きっっ (2021年10月12日 23時) (レス) @page37 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン(プロフ) - 更新ありがとうございますぅぅやばいです！ようやくデレ九井くん登場でドキドキが止まらないのともう場地さぁぁぁんって気持ちで溢れて続きが気になりすぎます！！！、 (2021年10月12日 22時) (レス) @page37 id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - 場地さんんん切ねぇ😭更新お疲れ様です！ (2021年10月9日 22時) (レス) @page27 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - うわぁめちゃくちゃ続き気になるっ更新お疲れ様です！ (2021年10月9日 17時) (レス) @page25 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作成日時：2021年10月3日 14時
