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「あけましておめでとう、A」

「………無一郎くん」



私なんで時透邸に来たんだ。

ノリで柱全員まわってやろうと思ったけど、無一郎くんは年下だった。わかる?年齢的に私が無一郎くんにあげなきゃいけないこと。



「正月早々Aに会えるなんていい事あったね」

「私なんかに会ってもそんないい事ないでしょうに」

「僕は嬉しいよ」



やだなぁ、ほんと君は私に懐いているなぁ。可愛い奴め!Aよ。お年玉狩りをしている場合じゃない。今はこの年下の可愛い男の子にお前があげるんだ。



「…………無一郎くん、はい、お年玉…」

「別にいいよ。僕の方が給付金多いし」

「それは言わないで!年齢的に私があげなきゃいけないじゃん!」



こんなの可愛い弟にやるようなもんだ。痛くも痒くもない。ほらよ、と彼に握らせれば、いつものようにスッと笑顔が消えた。なんなの、いつもこの一瞬にして笑顔が消える理由が見当たらない。



「Aにとって僕ってそんなに子供?」

「子供っていうか、年下だし」

「………Aって本当に馬鹿だよね。お年玉なんて貰って嬉しい年じゃないから俺!」



えっ、じゃあ貰っても嬉しい私は、無一郎くんより精神年齢低いって事ですか??

戸惑っていれば、無一郎くんが黙り込んだ。え、次はなんなんだ。そう思っていれば、「お年玉はいらないから抱きしめてよ」と。なんだなんだなんだ……!!!



「きゃー!無一郎くん可愛い!!いくらでも抱きしめる!!」

「……………っ」



自分から抱きしめてよと言ってきたくせに、抱きしめ終えると無表情になっていた。抱きしめたんだから喜べよ、と思う風花Aであった。



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 風柱   
作品ジャンル:アニメ
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ラズベリー - 面白いです! (2021年2月4日 6時) (レス) id: 87d010c47c (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 最後が、「ええ、そつですよ」になってる、、、? (2020年7月25日 12時) (レス) id: 1d4ed2cded (このIDを非表示/違反報告)
0tt430v325326h(プロフ) - いつも見させて貰っています。質問ですが、過去はどうやって書いているんですか?私も作品を書き始めていますが全く分からない事だらけで… 普通の文字より少し薄いですよね?読んでてとっても分かりやすいんで、私も書きたいと思っていまして、どうか教えて下さい! (2020年5月22日 18時) (レス) id: a0727f11af (このIDを非表示/違反報告)
shinon※*(プロフ) - 何回も書きますがめちゃくちゃおもしろいです(*´ω`*)美桜さんの文章力羨ましいです!更新楽しみにしてます(>人<;) (2020年1月11日 18時) (レス) id: d985354645 (このIDを非表示/違反報告)
お肉 - リクエスト叶えてくれてありがとうございます!!これからも頑張ってください! (2020年1月11日 17時) (レス) id: 74901ad7b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/  
作成日時:2019年12月25日 18時

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