俺の継子が喧しい件について【不死川実弥】

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疲れたぁ。
任務明けに、お屋敷に戻り師範が生きていることを確認する。



「ちゃんと生きてましたね」

「勝手に殺すんじゃねェ」



生存確認を終え、部屋に戻る。

あー、今回の鬼はちょっと手強かった。久々に強めの鬼に会ってだいぶん疲れてしまった。呼吸乱発しちゃったし、ちょっと肺が痛い。


鬼を斬った時に飛び散った返り血が気持ち悪い。お風呂入ろう。ちょうど夕方だし、今お風呂を沸かしたらいい頃合いだ。師範もすぐに入るだろう。


お風呂を沸かしにいこうとすればすでに沸いていて、師範かなぁっと笑いながら服を脱ぐ。中のシャツにまで血は染み込んでいなく安心する。



「(肩凝った……)」



シャツのボタンを外し、脱いでいるとガラリと脱衣所の扉が開いた。「え？」とここから見えるのは「は？」と顔を歪める師範だった。


さあ、質問です。師範の目に映るのはどんな光景？答えは簡単、継子の下着姿。あ、上半身だけですよ。下はまだ隊服着てます。


固まった師範は勢いよく扉を閉めた。あまりに強すぎて壊れかけている。それよりもそれよりも、こんなあるあるな展開あるって面白いね。いや、面白くないけど、貧相だけど下着姿みられたの恥ずかしいんですが。



「師範のむっつりすけべ！！！」

「てめぇが勝手に先に使ってんのが悪いんだろうがァ！！！！！！！俺はなにも見てねぇ！！！！！わかったか！！！！殺すぞ！！！！」

「まだ死にたくありません！！！絶対ガッツリ見ましたよね？！！！」



屋敷中に広がる私たちの声。

そして、赤面しながらお風呂に入った後、師範に説教を食らう。心なしか、師範の耳が赤いのは気のせいだろうか。いや、師範が女、ましてやいつもガキ扱いする継ぐ子の下着姿みたぐらいで赤面するわけないか。



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(実は赤面していた不死川実弥)





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