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【モブ目線のおはなし】Part.2
俺、モブ剣士B。名前は匿名希望でお願いします。
今日ついに、俺は18年間彼女なし歴を崩すため決意した。風花Aちゃんに告白する。
「………震えてきた、」
Aちゃんは風柱の継子であり、その風柱とともに暮らしているから、風柱のお屋敷不死川邸にまで行かなければならない。
大丈夫だ、風柱が出てきたら「Aちゃんをお願いします」って言うんだ。きっと出してくれるはず。大丈夫だ。よし。
風柱のお屋敷に向かうまでの間何度も脳内シュミレーションを繰り返す。
え、Aちゃんのどこを好きになったかって?そりゃーもちろん顔がどタイプ。そして、性格だろうか。いつもニコニコしていて優しい。キレたところなんて見たことないから多分女神なんだろう。
笑った顔すげぇ可愛いんだ。でも、だいたいその可愛い笑顔はいつも風柱の不死川様に向けられている。俺にも向けてほしい。
「ごめんください」
不死川邸につき、玄関を叩き人を呼ぶと風柱が出てきた。何の用だァと俺を見下ろす彼に、体が縮こまってしまう。怖えよ。噂には聞いてたけど怖えよ。重要だからもう一回言う。怖えよ。
「風花Aちゃんいますか?」
「…………アイツなら縁側で寝てやがる」
「あ、そうですk」
「アイツに何の用だ」
謎の圧力やべぇよ。
これ告白とか言ったら殺されるんじゃね?いや、ここで怖気付くな。俺は今日彼女いない歴を崩すんだ。決意しただろ。
「Aちゃんにこ、告白をしにきました!!!」
「…………ほォ」
「(ヒェェェェ?!!!)」
こめかみ痙攣させてんじゃん、めちゃくちゃキレてんじゃん。やべぇ、やべぇよ風柱の逆鱗に触れちまったかもしんない。
「…………てめぇじゃアイツは扱い切れねぇよ。出直せ」
「………へ?」
「アイツをうまく扱えんのは俺ぐらいしかいねぇんだよ」
じゃあなと言って音を立てて締められた玄関の扉に、俺は唖然とし立ち尽くした。
*不死川さんが無自覚に独占欲強く、継子に寄ってくる虫を追い払ってたら最高に良いですよね、、
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めい(元れん☆)(プロフ) - はじめまして!ここまで一気に読ませていただきました!とても幸せな気持ちです本当にありがとうございます!私もこのようにすてきな作品を残せるよう頑張ります、これからも応援しています! (2020年10月27日 0時) (レス) id: fb108a381a (このIDを非表示/違反報告)
koyuzuki0627(プロフ) - 夢主ちゃんも不死川さんも可愛いですね〜読みながらしWWWなずWWWWWWがわWWWさんっWWWWWWってなることが多かったです私は恋愛オチが良いです (2020年2月3日 1時) (レス) id: a9af658367 (このIDを非表示/違反報告)
ハミイ(プロフ) - 師弟オチもいいですが、私は恋愛オチの方がいいです!! この小説とても面白いので、いつも更新楽しみにしています!!応援しています!! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 8cc530c36f (このIDを非表示/違反報告)
い ち ご ミ ル ク(プロフ) - 師弟もいいですが、やはり恋愛オチの方が私は好きです。これからも頑張ってください! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 49aff0a89f (このIDを非表示/違反報告)
あり - いつも楽しみに読ませて貰ってます!師弟オチでお願いします! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 5ec8350380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時:2019年12月8日 18時