俺の継子が可愛くねぇ件について【不死川実弥】

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なんだよ〜反応つまんねぇな〜師範〜。

私的展開は、師範と同じ姿で帰ってきた私を見て鼻血ブシャーッというのを期待していたんだけども。



「ひひーん」



師範に叩かれた頭がかち割れるほどに痛い。

師範の羽織にくるまったまま自室に向かい、襖を閉める。畳の上にダイブして、「つまんなーい」と叫ぶと渋々普段着に着替えることにした。


隊服の上を脱ぎ、サラシを取ろうとすればサラッと触ってもいないのに床に落ちた。「っ？！」と貧相な胸を両手で隠す。自分一人しかいないから別にどうってことないんだけどね。



「師範め〜、だから早く着替えてこいって言ったのか〜！！」



一本先に取られてしまったようだ。

それにしても無反応ってちょっと酷くない？？これでもピチピチの16歳だよ。若い女の魅力に気づかないって師範大丈夫なのかな？


あ、でも師範だから女に興味なさそうだわぁ。


いつもの服に着替えながら、自分でもよくわからない理由でため息を零した。そうすると、どこからか大きな物音が聞こえた。これは師範が生成した音だ。また何かに八つ当たりしたに違いない。


駆け足で師範のいる部屋に行き、襖を開ける。

師範は壁に自らの頭を何度も打ち付けたいた。「師範、ついにイかれたんですか？」と恐る恐る聞く。



「てめぇに言われたかねぇよ」

「すごい頭からたっくさん血がでてる！面白い！」



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ーーー実は不死川実弥、女のサラシ姿を初めて見てしまい(しかもゆるゆる)、それも自分の継子なので邪心を払おうと何度も頭をぶつけていたそうですよ。




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