検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:951,011 hit

247 ページ5

*




「僕だって男だよ」



目をパチクリとさせているAはきっとこの言葉の意味も理解できていないだろうね。じっとAを見つめていれば、Aが「そうだね、無一郎くんは男の子だ」と言った。



「14歳なのに私より身長高いし、体格だって女の私よりしっかりとしてるもんね。頼り甲斐のある立派な男侍だ」



押し倒されているってのに、正面から僕を抱きしめてポンポンと背中を叩いて離したAはニコリと笑った。そういうところが僕はやっぱり君が好きなんだって思わされるよ。


そうしていれば、僕の襟首が掴まれ、Aの上から退かされた。顔を見なくてもわかる。不死川さんだ。睨むように見ると、怒っている不死川さんの顔がある。



「てめぇ時透、何してやがんだァ」

「別に、戯れてただけですけど。おじさんには関係ないでしょ」

「誰がおじさんだァ。俺はまだ、」

「21歳はおじさんも同然だって」



不死川さん知らないでしょ?

炭治郎の友達、あの金髪の雷の呼吸の使い手………えっと嘴平伊之助だっけ(違う)、あの子から「風のおっさん」って呼ばれてるの。


向かい合う僕と不死川さんの間にバチバチと火花が散る。Aが不思議そうに俺たちの間を眺めている。



「時透てめぇ、俺のもんに手ェ出すんじゃねぇ」

「は?Aは不死川さんのものじゃないよ」

「あ"?!俺のもんだァ!!!!!!!」

「…………」



なにA、トキめいて面白そうな顔してんの。僕、いや俺本気だから。



「不死川さん、今から俺と柱稽古してよ。僕が勝ったらAと一日でーとさせて」

「あ"?!上等だゴラァ!!!!させてたまるかクソガキィ!!!」




*



ーーー柱稽古、風vs霞 勃発!!



*

248→←246



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (600 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3053人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 風柱 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぶどう - カッコ仮ってシュタゲかw w (2021年2月4日 21時) (レス) id: 87d010c47c (このIDを非表示/違反報告)
りんごたん - むいくん…( ;∀;)むいくんが悲しすぎる… (2020年3月1日 17時) (レス) id: b6aa212c61 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 伊黒さんのもつくって欲しいです (2020年1月26日 0時) (レス) id: 930d314957 (このIDを非表示/違反報告)
いちゅき - オチはやっぱり実弥がいいですねぇ (2020年1月25日 12時) (レス) id: e629abc83d (このIDを非表示/違反報告)
奈胡 - 毎日楽しく見させていただいてます。ありがとうございます!希望としては恋のパターン希望です〜(*'-'*) (2020年1月25日 3時) (レス) id: 6815733e3d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/  
作成日時:2020年1月11日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。