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銀さんの目覚まし時計が鳴り響く。
視界のぼやける中、体を起こすとガンガンと頭痛が走った。なんでこんなに頭が痛いんだ。昨日の記憶があまりない。総悟に激辛せんべいを食べさせられて、水を飲んでからの記憶が全くない。
「……なんでだ」
服も昨日のまんまだし、絶対何かあったに違いない。銀さんの姿が見当たらないが私をここに送った後に、またどこかに呑みにでも出て行ったのだろうか。
布団から出ると、昨日の服を着替えて寝室から出た。大きな欠伸をしながら、ソファーの後ろを通る。見覚えのある隊服があるなァと思いながら通りすぎ、もう一度後退してそれを確かめた。
なんで甘栗色の頭がここで寝ているの?
愛用のアイマスクを持ち歩いてなかったのか寝顔を晒しながら寝ている。
「な、なんでいるの…」
そんなことを呟いていると、いきなりインターホンが鳴った。この展開からのインターホンは、驚く。「A様、たまです」とたまさんの声が聞こえてきた。
「…はいはい!」
玄関を開けると、たまさんがお鍋を持って立っていた。「おおおおはよう!!」と挨拶をすると彼女は「おはようございます、A様」と返してくる。お鍋を差し出して「二日酔いに効くお味噌汁です」と。
「二日酔い?」
「はい。昨日、銀時様がA様にお酒を飲ませて倒れたと夜、沖田様がA様を万事屋に連れて帰られたんです」
「総悟が?」
「はい、それはまるで…」とおとぎ話のように語り出すたまさんを途中で遮って「ありがとう!!美味しくいただくね」とお鍋を受け取った。
台所に鍋を置き、リビングへ戻りまだ眠っている総悟の前に座り込んだ。じーっと、総悟を見つめては腰を上げて、台所へと入って行った。
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美桜(プロフ) - non@nqrseさん» 返信遅くなってすみません!興奮したまま最後まで読んでくださいね!それと御指摘ありがとうございます。なおしておきました!まだまだこれからもよろしくお願いします! (2018年10月6日 18時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 神鬼*conさん» 返信遅くなってごめんね(土下座)珍しくやる気出てきてて、すらすら文が思いついちゃうんだよね笑まだまだ更新早めていきますよ〜! (2018年10月6日 18時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
non@nqrse(プロフ) - 連続コメントすいません!62話と63話同じになってます!! (2018年9月24日 19時) (レス) id: 0592968b68 (このIDを非表示/違反報告)
non@nqrse(プロフ) - 続編御目出度う御座います&有難う御座います!吉原の神威が出て来た所から興奮状態です!!!!更新頑張って下さいいいいい!! (2018年9月20日 13時) (レス) id: 0592968b68 (このIDを非表示/違反報告)
神鬼*con(プロフ) - うおわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!続編おめでとう!更新スペース激早でビックリしてます!むりは程々やで!!楽しみにしてます! (2018年9月19日 19時) (レス) id: af0d4e115f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時:2018年9月19日 19時