under girlfriend 04 ページ5
*
部屋について、中を開くとたくさんの食料が入っていた。お米が20キロってよく神威さんもお父さんも持てたなと感心してしまう。
「少しの間は食料に困りませんね」
「うっわ、コレ俺苦手なんだけどなァ」
私の向かい側に来て一緒に中を覗く神威さんに笑う。常温保存できるものと冷蔵保存できるものに手分けして分担し、冷蔵保存のものを冷蔵庫へと入れていく。
一緒に手伝ってくれる神威さんは果物や野菜を食べながら入れていっていた。
途中、神威さんの電話がなり彼は「ちょっと待っててね」というと腰を上げてスマホを取りに行った。
リビングから寝室の方へと歩いていく彼を見つめていると顔が強張っていることに気がついた。その表情から本部の人からの電話だと悟ったのだ。
ここ最近、神威さんは本部から電話が来るとあんな顔をするようになっていたのだ。私が気にしないように敢えてここから一番遠い寝室の部屋へと行ったのだろう。
私も考えないようにと冷蔵庫へと食料を入れていく。
「だから無理だって言ってるだろ！！」
時折聞こえてくる神威さんの大きな声にビクリと反応してしまう。普段怒ることもなければ大声を出すこともない彼がここまで感情的になるぐらい本部からの命令が煩いのだろう。
正直言って、不安だ。
神威さんのことを信じているのに、ずっと胸はもやもやし続けるし、他の女の人に取られるなんて絶対嫌だ。
食料を入れ終えて、ダンボールを崩して畳む。
なかなか戻ってこない神威さんの様子を見に行こうと寝室へと足を向ける。
「ーーーそれは俺に、好きでもない女を抱けと言ってるんですか」
不安の渦はどんどん深く、そして激しく渦巻いていく。
電話を無理に切った神威さんの表情は未だに硬くて少し怖い。寝室に入っていく私を見て、彼は「あ、ごめん。聞こえてた…よね」と。
「俺なら大丈夫だから、心配しないで。何があってもAだけだから」
「…………」
「どうした？」
「神威さん、抱いて欲しいです今すぐに」
繋ぎ止める必要なんてないのに、繋ぎ止める何かが欲しい。
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美桜 - 同じ名前ですね！とっても面白かったです！！もー、ドキドキしながら読みました！美桜さんっ！大好きですうう…友達になって下さい(笑) (2018年8月16日 13時) (
レス) id: d5e35b6f92 (このIDを非表示/違反報告)
モモカ - パパになっても要注意…！見てみたい！美桜さんの作品いつもみてます！頑張って下さい！ (2018年6月25日 2時) (レス) id: fcf0bdc488 (このIDを非表示/違反報告)
律 - あっ、変態長文コメ申し訳ありませんでしたm(__)m (2018年3月8日 17時) (レス) id: aa3b39441c (このIDを非表示/違反報告)
律 - うﾞうﾞうﾞぁﾞぁﾞぁﾞぁﾞんﾞ※泣いてます。終わっちゃった……私的夢小説ランキング1位(ぶっち切り)の年上神威さんがぁ…゜゜(´O｀)°゜取り敢えず沖田君オチ読む……原作の、美桜さんの神威さん(他作品も)大好きです…愛してます。これからも、頑張って下さい!!!! (2018年3月8日 17時) (レス) id: aa3b39441c (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - ?京華月 桜?さん» コメントありがとうございます！面白く思っていただき嬉しいです。応援ありがとうございます、次回作でも頑張ります！！ (2018年2月27日 23時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2018年2月4日 10時
