年下彼女に要注意？【神威】

under girlfriend 03 ページ4

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「疲れましたねぇ」


「ホントだよ」



夕方、疲れ果てて寝てしまった神楽ちゃんを抱きかかえている神威さんはそう言ってフッと微笑んだ。


小さい子相手に神威さんも走り回っていたので疲れるのは仕方ない。私はその様子をただ見ていただけだけど。


自宅に戻ると仕事終わりの彼らのお父さんが待っており私たちに軽く手をあげた。「こんばんは」とお疲れ様を付け加えて挨拶をする。


彼のお父さんは私を見てニカッとはにかむと「Aさん！これ神威と二人で食べてくれ！」と。目覚めた神楽ちゃんを地に下ろした神威さんに重たそうな箱を渡していた。



「いやァ、料理がうまいと神威からこの前聞いてな！今度うちにも作りに来て欲しいものだよ」


「おい、ハゲ。紛れてAに触るな」



肩をポンポンと叩かれていると、神威さんがバシッとお父さんの手を叩いた。睨み合う二人を宥める。


神楽ちゃんが私のスカートを引っ張ったため足を曲げて彼女に背丈を合わせてあげる。「神威ね、帰ってきたときAちゃんのことばかり話しているのヨ」と耳打ちをして教えてくれた。


うんと微笑んで彼女の頭を撫でてあげる。
バイバイと手を振って帰って行った二人を見送り、神威さんと一緒に部屋まで戻る。


お父さんからの大荷物を持つ彼に「私も手伝いましょうか？」と言うけれど大丈夫と言われてしまった。


だが、大きなダンボールの上にさらに小さなダンボールを抱えるのはいくら力のある彼にも厳しく、エレベーターに乗る祭に上の方がつっかえてしまう。



「おっとっと…」


「ああああ！！！小さい方だけでも持ちますから！！ていうか持たせてください！！」



「怖いです」と叫べばエントランスに大きく響いた。「耳元でうるさい」と言われてしまったのだった。



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