年下彼女に要注意？【神威】

under girlfriend 23 ページ26

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Aからその日、返信は返ってこなかった。
いつもならすぐに返ってくるはずだが、さっきの返事の仕方が悪かったからだろうか。




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次の日、会社について一息を着いた。

スマホを指でタップしてAとのラインを開く。昨日俺が送ったっきり今の今まで返信が来ていない。



「……どうしたかな」



この時の俺は何にも気づいていなかった。

始業時間になり、時間を見計らって俺はAのいるところに行った。机に向かい、書類と向き合っているAの背中はいつもよりどこか寂しそうだ。


背中をポンと優しく叩けば、Aが顔をあげた。
「は？」となるぐらい俺は顔を歪ませてAを見つめる。初めて見るぐらい目が腫れぼったくなっていた。


俺を見た彼女は「何のようですか」と冷たくあしらって書類に目を戻す。「今日の昼、」と言えば、彼女はほかの女性社員と社外に食べに行く約束をしたらしく断られた。



「それより今いい？」


「……すみません、今は」


「……なら、」

「夜、仕事終わって20時に会えますか？」




様子がおかしいのは一目瞭然だった。
俺にこんなにも冷たい態度を取ることなんて今までに一度もなかった。付き合う前の態度とはまた違って、俺を軽蔑してるような…そんな目で。


「あ、うん」と言って、俺は彼女から離れていった。振り返ってAの背中を見つめるもやっぱり寂しそうで、そして弱々しい。




「(……A)」




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