年下彼女に要注意？【神威】

under girlfriend 20 ページ23

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綺麗な形だったいちごは落としてしまったせいで酷く歪になってしまった。


目の前にある光景が未だ信じられなくって。頭が追いつかない。いやもしかしたらあれば神威さんじゃないかもしれない。ううん、きっと彼じゃない。



「もお！そーちゃんったら神威さんは今高杉さんと食事に行ってるんだよ。今聞いて見るね」


「…………」



「今から会えませんか」と送ったら、視線の先の彼そっくりな人は絶対に反応しない。「ほら…、……っ」と震える指で彼らを指差す。


男の人はスマホを操作しており、それをポケットにしまったと同時に「ごめん、今は無理」と返ってきた。



「A…」



ーーーなんで？

神威さんは高杉さんと食事しているはずなのに。なんで女の人とホテルに入って行ってるの？



「あの女、吉沢グループの令嬢じゃねェか」


「……え、そーちゃん知ってるの？」


「護衛についたことあるからな」



「へ、へぇそうなんだ」と笑顔を無理やり貼り付ける。そーちゃんは居た堪れない表情をして私を見つめていた。


雨なんて降ってないのに、私の頬に雫が流れていく。一粒、二粒…とだんだん強くなっていくそれは不安だったことが現実に起こってしまった苦しみからだろう。


優しく強く引き寄せられた私は、その温かさに我慢していたそれが限界を超えさせた。



「……なんで……、……どうして……っ」


「…………」


「私……神威さんのこと大好きなのに…」





「ーーーだから言ったんでィ。……俺にしてろって」




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修羅場大好物なんです。

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