年下彼女に要注意？【神威】

under girlfriend 02 ページ3

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「Aお姉ちゃぁぁぁぁああん！！」


「わっ、神楽ちゃん」



こちらへと走ってきた神楽がAの膝に飛び込んだ。前までは俺のところに一直線に走ってきたのに今じゃAに一直線だ。


神楽を抱きかかえているAが「公園行きましょう」と誘ってきた。まあここにいても神楽の遊ぶものなんてないし散歩がてらにはちょうどいいだろうと彼女と神楽と三人で近くの公園に。


Aに抱きかかえている神楽は俺を見てニヤリと口角をあげて笑った。どこか勝ち誇ったような笑みに始めてイラッときてしまった。



「AちゃんAちゃん」


「どうしたの？」


「神楽公園のブランコ乗りたいネ」



完全にAが神楽にとられているーーーそう確信した。小さな子供相手に苛立っては大人な俺は情けないなと想い咳払いをする。


歩いていける公園は俺のマンションから数分だ。
見えてきた公園の遊具に神楽がはしゃぎ出す。



「神威さんつまらなそうですね」


「そんなことないけどさァ。折角の休みだしAと一発…」
「何言ってんですか神楽ちゃんの前で」



神威さんににこりと冷たい笑みを向ける。
ちぇっと可愛らしく舌打ちをした神威さんは本気でそう言った計画をしていたのだろう。


まあ確かに神楽ちゃんが来たのは予想外だったというか…。神威さんのお父さんが突然彼女を連れてきたのだ。



「かむい、一発って何するアルカ？」


「ナニだよ」


「わかったネ！！Aちゃんとにーたんプロレスごっこするアルネ！神楽もしたいアル」




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