under girlfriend 10 ページ11
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そーちゃんの家を出て、神威さん家に着くと急いで夜ご飯を作った。簡単なものになってしまったが、お皿に盛ったそれの上からサランラップをしてメモに「お疲れ様です。温めて食べてくださいね」とメモを残す。
どうせなら神威さんを待っていてもいいかなと思ったが、もうすぐ10時になるし11時から見たいドラマがあるため泣く泣く帰ることにした。
「(ゔっ……寒っ)」
ちらほらと小さな結晶が空から舞い落ちてきている中、マフラーを首に巻いて手袋を鞄から出す。
一番近い最寄駅に向かいながら神威さんから連絡はないだろうかとスマホを触る。一件も入っていないことに少しだけ寂しさを感じてしまうが、彼も会社のトップなため仕方のないことだと割りきらないといけない。
「ーーーA!!」
あちらこちらに雪が積もり始めており、傘をさしている人も多くなってきていた。私は傘を生憎持ってきていなく、雪がコートの上に小さく積もっている状態だ。
せっかく新しく新調したコートなのになァと残念。
「あーあ」と思っていると、後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
「神威さん?」
「ハァ……、よかった…」
「阿伏兎の車から見えたんだ。Aの後ろ姿が…」と言って肩で息をしている彼に「お疲れ様です」と挨拶をした。
「今から帰るの?」と言う彼に頷く。
ご飯の用意はできてるんで食べてくださいね、と踵を返そうとすると神威さんは私の手を掴んで「車で送って行くよ」と言った。
「大丈夫ですよ。神威さん疲れてるだろうし、私は電車でも帰れます」
「そういう訳にはいかないよ。危ないから…」
「…ね?」と私を見てくるものだから、はいと答えてしまった。
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美桜 - 同じ名前ですね!とっても面白かったです!!もー、ドキドキしながら読みました!美桜さんっ!大好きですうう…友達になって下さい(笑) (2018年8月16日 13時) (レス) id: d5e35b6f92 (このIDを非表示/違反報告)
モモカ - パパになっても要注意…!見てみたい!美桜さんの作品いつもみてます!頑張って下さい! (2018年6月25日 2時) (レス) id: fcf0bdc488 (このIDを非表示/違反報告)
律 - あっ、変態長文コメ申し訳ありませんでしたm(__)m (2018年3月8日 17時) (レス) id: aa3b39441c (このIDを非表示/違反報告)
律 - ゔゔゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ん゙※泣いてます。終わっちゃった……私的夢小説ランキング1位(ぶっち切り)の年上神威さんがぁ…゜゜(´O`)°゜取り敢えず沖田君オチ読む……原作の、美桜さんの神威さん(他作品も)大好きです…愛してます。これからも、頑張って下さい!!!! (2018年3月8日 17時) (レス) id: aa3b39441c (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - ?京華月 桜?さん» コメントありがとうございます!面白く思っていただき嬉しいです。応援ありがとうございます、次回作でも頑張ります!! (2018年2月27日 23時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時:2018年2月4日 10時