older boyfriend 41 ※pink ページ42
*
「……あ、……んっ……」
今まで女という女に興味がなかった。
それがその女というものに恋心を抱き、手に入れて彼女の身も心も全てものにしたいと思い始めた。
おそらく俺はもう彼女が好きじゃないだろう。
「嫌い」になったというわけではなく、彼女を「愛して」しまったのだ。
「あっ、あっ、神威…さんっ…!」
「A……っ」
ただの上司と部下で、そんな関係だけの彼女に冷たく接していた。それがこうして体を交わすほどの関係になったのは素直に彼女に気持ちを伝えてみたからだろう。
女の肌は思った以上に柔らかく、暖かい。
何度も何度もキスを交わしては彼女に愛を注いで行く。俺を受け入れてくれるAもそれに合わせて舌を絡めてくる。
Aの柔らかい髪の毛に指を通して、髪にもキスを。
「……A、愛してる」
「……っんあ、……わ、私も…」
「神威さんのこと愛してます」と精一杯の想いを口にするAの手に指を絡めた。より一層真っ白なシーツにシワがよっていく。
俺とAどちらのものかわからないぐらい雑に落ちている浴衣。
「A、とっても綺麗だよ」
俺がつけた愛の跡を指でなぞる。
ビクンと跳ねた彼女に優しく笑う。
「……あの、神威さん」
「ん、どうした?」
「ーーー腹筋すごいですね」
目を隠すように手で覆いそうこぼす。
期待を裏切らないその言葉に苦笑をもらし、「鍛えてるからね」と彼女の手のひらを俺の腹部へとあてがう。
「うわ……、すべすべ」
Aは興味深々に俺の腹部をペタペタと触り出した。
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美桜 - 続き待ってまーす!(笑) (2018年8月16日 10時) (レス) id: d5e35b6f92 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 同じ名前ですねっ!とっても面白いです!!頑張って下さい! (2018年8月16日 10時) (レス) id: d5e35b6f92 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 紺谷 黎さん» コメントありがとうございます!私自身年上神威に甘い言葉を囁いてもらいたくこちらを書き始めました笑わわっ、そう言ってもらえた嬉しいです!!はい、友達ぜひ!笑笑 (2018年2月3日 23時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます!3巻まで出すことにしましたのでまだまだよろしくお願いします!はい、無理せずに頑張ります! (2018年2月3日 22時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 真由さん» コメント、ご指摘ありがとうございます!訂正しておきました! (2018年2月3日 22時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時:2017年12月28日 11時