older boyfriend 18 ページ19
*
ーーー何もすることができなかった。
ただ目の前で倒れて苦しそうに息をしているAに俺は動揺しきっていて。そんなとき、俺の隣にやってきたのは彼女の元恋人である沖田総悟だった。
彼は「落ち着けィ」と落ち着いた口調で俺にいうと、Aを横抱きにして人一人寝れるぐらい長いソファーまで彼女を運んでいった。
まるでそこに置いてけぼりにされたように俺は頭が真っ白になり立ち尽くしていた。
ハッとしては追いかけるように沖田の後に続く。
ソファーに寝かせられたAに沖田は「A、わかるか?」と聞いており。息苦しながらもAは小さく頷いた。
「薬、どこにあるんでィ」
「……っ、」
ーーー薬?
ふと疑問に思った。
その問いかけにAが答えられず。
「あのいつものポーチか」と沖田が聞くと、うんと頭を上下させた。倒れたところに落ちているAのバッグを取りに行っては中を開けて手探りに小さなポーチを取り出していた。
「(……手馴れてる?)」
率直に思ったのがそれだった。
沖田は水の入ったグラスを片手に、Aを抱き起すと口の中に何錠かの薬を入れて水を飲ませていた。
少しして落ち着いてきたAに自分のジャケットを被せると沖田は立ち上がり俺に「Aに海老食わせたか?」と問うてきた。
「……食べさせてはいないけど……、あ、」
「シューマイ」と零すと沖田は「それだな」と言った。
「それが何で…?」
「此奴ァ、海老アレルギーなんでィ」
「は?」
.
どうも風邪引きました。
一応元気はありますし、このシリーズ書き溜めしてる分があるのでなんとか更新は出来ます。早く治れ〜。
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美桜 - 続き待ってまーす!(笑) (2018年8月16日 10時) (レス) id: d5e35b6f92 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 同じ名前ですねっ!とっても面白いです!!頑張って下さい! (2018年8月16日 10時) (レス) id: d5e35b6f92 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 紺谷 黎さん» コメントありがとうございます!私自身年上神威に甘い言葉を囁いてもらいたくこちらを書き始めました笑わわっ、そう言ってもらえた嬉しいです!!はい、友達ぜひ!笑笑 (2018年2月3日 23時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます!3巻まで出すことにしましたのでまだまだよろしくお願いします!はい、無理せずに頑張ります! (2018年2月3日 22時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 真由さん» コメント、ご指摘ありがとうございます!訂正しておきました! (2018年2月3日 22時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時:2017年12月28日 11時