198↓浮気発覚彼女? ページ9
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それはいつもの通りの午後のこと。
戦艦の操縦室にて阿伏兎と神威は画面に映る無限空間を見つていた。顎に手を置き、口を開いた神威に阿伏兎は何かあんのかと目を凝らして宇宙を見た。
神威「最近、ーーーAが可愛いんだ」
阿伏兎「あのさ今それどうでもいいことじゃね?」
神威「あのAがだよ?いつも甘えてこないのに昨日は一緒に寝ていい?って上目遣いで言うものだから俺襲ってしまったんだよ」
阿伏兎「だからAはあんなに不機嫌なのか」
二人から離れたところにある円卓で、Aは難しい顔をしながら書類を書いていた。その姿から放たれるオーラは不機嫌そのもの。時折、腰をさすっている。
阿伏兎「団長もいつまで経っても学習しねェなァ」
神威「でも昨日はそんなに激しくしてないから今ほら動けてるんだよ」
阿伏兎「おい団長、Aが睨んでっぞ」
神威「アレは照れ隠しだよ。睨んでるんじゃない、見つめてるの」
阿伏兎「ハァ…」
なんとも呑気にAに手を振る神威。
Aは普段することない舌打ちをして、阿伏兎に出来上がった書類を渡すとまた新しいものを受け取った。
『(腰……だるすぎる)』
新しい書類に向き合いながら、ため息を零してコーヒーを口に運ぶ。
操縦室の扉が開き、とある団員が顔を出してキョロキョロを辺りを見下ろしていた。Aを見つけたその団員は「Aさんお客さんですよ」と。
『え?』
団員「どうぞ」
「ありがとうございます」
誰だろう、とその場の全員が扉に注目する。
そこから顔を出した若い男に皆が「え」となる。
初めてAを尋ねてやってきた若い男に驚いたからだ。
『……うそ…』
神威「(誰だあいつ)」
『…………蓮くん!!』
神威「なっ…!」
その場にいた皆があんぐりと口を開けた。
男の名前を呼んで、抱きつく彼女。ただならぬ二人のオーラに神威の背中に冷や汗が伝った。
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美桜(プロフ) - 青花さん» そうですね、「妊娠→出産→子育て」ってのが結構先になるかなって小説の構成上なるんですが、早めに読みたいとなれば番外編設けたりしようかなとは思ってます…!いろいろこちらでも考えてみますね。すみません、リクエストいただいたのに遅くなり…。 (2017年10月9日 11時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 枕崎。さん» お返事遅くなってすみません!毎日の楽しみにしていただけて嬉しいです!! 更新頑張ります!ありがとうございます!! (2017年10月9日 11時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
青花 - 私のリクエストって、もう少し先ですか? (2017年10月9日 3時) (レス) id: 5cff1d23de (このIDを非表示/違反報告)
枕崎。(プロフ) - コメント、失礼します。いつもいつもこの小説の神威くんにキュンキュンさせていただいております!毎日の楽しみとして読ませてもらってます!お願いします。更新頑張ってください、応援してます! (2017年9月17日 12時) (レス) id: 308a21cffc (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 真由さん» コメントありがとうございます!修正しておきました!指摘ありがとうございます!! (2017年9月10日 21時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時:2017年8月6日 10時