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ーーー小さくなった彼女は、変わらず働き者だ。
俺の部屋の掃除をしては、阿伏兎のところにも行って掃除をしていたそうだ。
そんな彼女も疲れたらしく、今なぜか俺の膝に頭を置き寝ている。
神威「小さいころから働きすぎ」
まァ、働き者なのもまたAの一部であるに限りはない。18の彼女とは違い、普通に笑うし泣くし。
複雑ではあるけれど、暇は潰せれる。
小さい彼女を知らない俺にとってはラッキーというべきか。
『……ん、……蓮……』
神威「またレンって…」
果たして誰なのだろうか。
弟がいたと言っていたのでそのあたりだと思うが、小さいころの彼女の交友関係を知らない俺にとっては不安でしかない。
いつも好きだ愛してるだ囁いているけれど、Aにいつ愛想尽かされるかもわからないし、いつ、こいつが他の男を好きになるかもわかったもんじゃない。ーーーつまるところ、余裕がないのだ。油断大敵である。
神威「A、好きだよ。俺から離れないでね」
小さな彼女の頬にキスを一つ落とす。
ふにゃりと寝顔を見せるAにまた、小さく微笑んだ。
『ーーーぅわっ!!夢を見ました!!』
神威「……びっくりした」
『あ、神威さん』
突如頭を上げた彼女のせいでひたいがごっつんこしてしまう。ひたいが赤くなったところ、彼女をジト目で見つめるとふふっと笑みをこぼした。
『夢を見ました!!』
神威「それはさっき聞いた。なんの夢?」
『何年か後に神威さんと、……キスしてる夢です』
神威「……それたぶん何年か後に実現するから」
『え?』
「何でもない」と彼女のひたいを軽くデコピンしてやった。
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美桜(プロフ) - 青花さん» そうですね、「妊娠→出産→子育て」ってのが結構先になるかなって小説の構成上なるんですが、早めに読みたいとなれば番外編設けたりしようかなとは思ってます…!いろいろこちらでも考えてみますね。すみません、リクエストいただいたのに遅くなり…。 (2017年10月9日 11時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 枕崎。さん» お返事遅くなってすみません!毎日の楽しみにしていただけて嬉しいです!! 更新頑張ります!ありがとうございます!! (2017年10月9日 11時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
青花 - 私のリクエストって、もう少し先ですか? (2017年10月9日 3時) (レス) id: 5cff1d23de (このIDを非表示/違反報告)
枕崎。(プロフ) - コメント、失礼します。いつもいつもこの小説の神威くんにキュンキュンさせていただいております!毎日の楽しみとして読ませてもらってます!お願いします。更新頑張ってください、応援してます! (2017年9月17日 12時) (レス) id: 308a21cffc (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 真由さん» コメントありがとうございます!修正しておきました!指摘ありがとうございます!! (2017年9月10日 21時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時:2017年8月6日 10時