禁 制 恋 愛 .【神威】

Bergamo22 ページ23

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「総悟テメェ!!!どういうことだ?!
なんで姫様攫われてんだよ!!」


「……………」




あの日、姫さんはあのチンピラシータと共に行ってしまった。



未だに信じられねェ。
この国のお姫様と宇宙一の悪党が俺の知らねェ間にそんな仲になっていたとは。



少し気になっていたところがあるといえばあるのだ。時々、トイレと行って部屋から出ては30分くらい戻ってこなかったこと。

帰ってきたときに、頬を染めていたことだって。




「切腹してでも頭切り落とされても、解決しねェ話なんだぞ？！」


「違ェ……、違うんでさァ。
あいつァ、姫さんは春雨の…」




「沖田殿、今春雨と言ったか？」


「！……えぇ」




その場にいた将軍様が俺を見る。

その口からは「もしやAを攫ったのは神威ではあるまいか？」という将軍様にうなづくと、彼は俺たち真選組以外の城の使いの者を部屋から出したのだった。


ただならぬ雰囲気を醸し出す部屋に、静かな沈黙が流れる。




「春雨第七師団の神威という青年は、あのエイリアンハンターの息子で間違いないか？」


「星海坊主ですかィ？」


「あァ」




星海星海と言えば、あのクソチャイナの親父である。従って、あのチンピラシータの親父でもあるのだ。


頷けば、将軍様は眉を顰めた。




「これは誰にも話していないことで。私と今は亡き両親しか知らぬことだ」


「…？」


「他言無用であるぞ」




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「________________________」




その言葉に、俺を含めた土方さん近藤さんも驚きを隠せずにいた。

将軍様の言葉が嘘でないことは百も承知だ。
だが、そうだとすると、あいつはーーー。




「ーーー嘘だろィ」



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