団長と、あんなコト。【神威】

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ーーー着せ見せてよ。



『えっ』




Aは終始キョトンとしていた。
もう一度「着て見せてよ」と言えば、「うん」とバスルームの方へと行く。





神威「青のチャイナ服より赤の方が似合うはずなのに、」




ーーー神威の瞳の色と一緒でしょ？




青のチャイナドレスを選んだ理由が、俺の瞳と同じ色だからと言ってくれたのがとても嬉しかった。





『ねぇ、神威…………』


神威「何してんの。早くでておいでよ」


『コレ……、ちょっと無理かも』


神威「え？」






バスルームの扉から顔だけをのぞかせたA。頬を染めて苦笑いを浮かべるAに眉をひそめて近づく。


何が無理なのかわからない。
近づけば、「それ以上来るな」と言われてしまった。ムッとし、彼女の腕を引っ張ると「うわっ」と声をあげて、でてきたよだが、





神威「え"っ」





元老からもらったチャイナドレスは、破壊力が半端なかったのだ。ハート形に開いている胸元。太ももまでの短いスカートの裾。

ーーー簡単に言おう。




神威「(……えろ)」


『神威、鼻血！！』




まさにその一言である。






神威「A、それ俺の前以外で着たらだめだから」


『これで接待は絶対無理だわ』





ずるずるとチャイナドレスの裾を下の方へ下げようとするAの腰抱き、引き寄せる。頬を染めて俺を見上げるAににっこりと笑う。





神威「元老のところには俺が前にあげた裾の長いチャイナ服を着て行って。そのドレスは、俺の性の接待の時にしか着ちゃだめ」


『…………性の接待って……』


神威「わからない？セッ…」

『言うな』






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