団長と、あんなコト。【神威】

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『えっ、元老様が？』




それは大変だ。
何かやらかしてしまったのだろうか。考えるが何も思い当たらない。


阿伏兎に「わかりました」と伝えると彼は帰っていった。




振り向いてベッドにいる神威を見ると、途轍もなく不機嫌な表情をしていた。





神威「なに、行くの？」


『うん。ごめんね』


神威「は、無理。俺もう無理。折角Aの裸にムラムラしてたのに。どうしてくれるの、俺の元気になったムスコを」


『でも、元老様が呼んでるから』






神威と会話をしながら、チャイナ服に着替える。
彼はあぐらをかいて、膝に肘をついて頬杖をした。着替え終えると、神威に近づいて一つキスをしてあげる。


すぐに頬を染めた神威に、クスっと笑って。





『すぐに終わると思うから、待ってて』


神威「ねぇ、俺がAからのキスに弱いの知っててそうしてるだろ」


『え、そうなの？』


神威「(あぁ、こいつ鈍かったんだ…チッ)」


『キスは、私がしたかっただけ。
ーーー好き、だから』


神威「……っ。ほんと、Aってば……」





久々に、それを口にすれば神威は首まで真っ赤にさせた。行ってくるね、と言って部屋を出ると部屋から「うわぁあああ」と大きな声が聞こえて来た。





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