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神威の部屋を掃除し始めて数分。
さっそく見つけたのは神威が食べ残したと思われるお菓子。ベッドの下に転がっていたそれはもう食べ物ではなかった。
黒く、なんとも言えない吐き気を起こしそうな異臭を放ち、なんとも不快にさせられてしまった。鼻をつまんで、それをゴミ袋に突っ込む。
『(どうしてこんなに散らかってるの)』
終始、不思議である。
私の部屋では、私が潔癖なだけにあまり食べ散らかさないように心がけているようだ。だけど、この部屋はダメ……、やば気分悪くなってきた……。
マスクを二重にして、ゴム手袋を装着してから掃除機を満遍なくかけて行く。ある程度床の掃除が終わると、彼の机の上を片付けることに。
まァ、ご想像通り書類の山だ。
もっとしっかり仕事をしてほしい。そう思いながら、1つ1つをまとめていき。私が今夜できそうな仕事の書類をより分ける。
「仕事やって」と言ってもどうせやりっこない。
ペンやら消しゴムやらを治すため、右にある引き出しな一番上を開けた。
『(…………………)』
ーーーそっと、閉じた。
やはり、神威も男だ。
行為をするときに必須であるアレが大量に入っていた。ちょっとした寒気を感じつつ、静かに閉じて、二番目の引き出しを。
『(………………何これ)』
そこの中には何に使うのか、手錠が入っている。
ロープやら、首輪やら……。どこで覚えたのかわからないそれに重たいため息をこぼしてまた閉じた。
三番目の引き出し。
やっと出てきた鉛筆やら消しゴムやらを筆記具を入れる場所。そこに出しっ放しのそれを入れて。
手前にある長い引き出しを不意に開けると、そこには変な雑誌が置いてあった。
神威「ただいまァ。Aったら俺がいないのがそんなに恋しかったの?俺の部屋で待っててくれるなんて………、うわっ!!何見てんの!!」
ーーーと、ここで神威が帰ってきてしまった。
手にとって、その雑誌をジト目で見る私に彼は飛んでくる。
『……………えす、えむ……プレイ……』
神威「こんなもの見ないでいい!!」
『ねぇ、神威。こんな趣味あったの?」
神威「えっ」
『ごめん、少しの間私に近づかないで』
神威「えっ、ちょ、A!誤解だって…!」
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レポートが終わりません。更新一話でごめんなさい!
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あかり - 神威は好きな食べ物最後にとっておくタイプですよね (2017年9月20日 4時) (レス) id: 0b7d25f173 (このIDを非表示/違反報告)
神鬼*con(プロフ) - ホントだ!出てる!今ネタバレ検索して知ったきゃぁぁぁぁぁ!!!!格好良い!!!お会いしたかった…!!!………取り乱した。ごめんなさい(。-人-。) (2017年5月17日 23時) (レス) id: 9c6dd41a0c (このIDを非表示/違反報告)
神鬼*con(プロフ) - え?!神威くん出た!? (2017年5月17日 23時) (レス) id: 9c6dd41a0c (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 神鬼*conさん» 神威くんが惚れるまでのお話を書きつつ「あぁあああ!!」ってなってる笑もう今週号のジャンプで私の愛のバロメーターが上がりまくりだから。 (2017年5月17日 22時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
神鬼*con(プロフ) - 美桜さん» なるほど!確かに多いですよね!私も夢女子をやめるつもりはありません。おお!長い!早く見たいです!神威くんの片想い好き笑 (2017年5月14日 10時) (レス) id: 9c6dd41a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作成日時:2017年4月30日 12時