団長と、あんなコト。【神威】

10↓彼のやる気 ページ12

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私は自分の性格はめんどくさいほうだと思っている。基本的に面白くないときは笑っていないし、愛想なんてものもあまりない。



その上、好きな人にでさえ暴言ははくし、素直になんて余程のことがないとならない。そんな私を好きでいてくれる彼はすごい。





神威「あ"ー、暇」


『……そ』





仕事が終わった後は彼はいつも私の部屋に入り浸っている。寝るときも大方ここで寝ているし、自分の部屋のように扱っている。


今日はスナック菓子を部屋で食べ散らかしていないので良い子だ。





神威「ねぇ、A。ヤろうよ」


『嫌』


神威「また？俺、結構溜まってるんだけど」






もう2、3年近く付き合っているからそういう行為も"済み"になっている。彼は毎晩私の部屋に来てはそう誘ってくる。


だけれど、明日が休みとか休日の前夜にそういうのやらないと腰が翌日に響くのだ。はっきり言って、神威は調子に乗って激しくしてくるのだ。


……というのも、以前翌日も仕事を控えていた私を半ば無理やり押し倒し、奴は行為に至り。翌日、動けなかった、という経験がある。






『神威はそんなに私とやりたいの？』


神威「そりゃァ、お前のこと好きだからね」


『いつもいつも私の仕事の邪魔はして。終わってからはそうやっていつもいつも私に"やろう"っていう』


神威「だから、」

『私は疲れてるの。神威が仕事ちゃんとやってくれへばいつでもやってやるっつーの。ハァ、』


神威「えっ」
『え？』


神威「A、その言葉本当だね？女に二言はないよ。……よし、今から溜まってる仕事やってくるよ」





ーーーあぁ……、変なスイッチ入れてしまった。





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