【銀魂】溢 れ る 愛 情 .

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『絶対嫌！』


「ふざけんな。こっちの身にもなってみやがれ」


『私のこと束縛したいの？！』


「そういう意味じゃねーよ。テメェ、ガキ生まれたら覚えとけよ。テメェの【ピー】に俺の【ピー】ぶち込むぞクソアマ」


『きゃー、おまわりさーん！！！ここに変態野郎がいますー！！！』





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目の前に立ち並ぶ、皿の山。
俺たちゃァ、今く○寿司にいる。


寿司が食いたいといきなり言い出したAを連れて寿司屋に来たのはいいが、妊婦だっつーのに馬鹿みてーに寿司を平らげて行っているのだ。







『総悟も早く食べてよ。ほら納豆巻きあげる』


「食い過ぎでィ。一体何皿食えば気が済むンだテメェは」


『ほら今コラボしてるコレが欲しいの！5皿食べて、抽選で当たったらこのガチャが回る。ねね、早く食べてってば』





どうもAの好きな地球のアニメのコラボをしているようで、そのグッズ目的で来たとか。もうすでに100皿以上食い散らかしているが、ガチャはまだ、5〜6回しか回って来なく。



自分の欲しいグッズが当たらないがために、こいつはさらに寿司を食い、俺にももっと食えと要求してくる。



こんなことなら、チャイナも連れてくるべきだったか。夜兎二匹なら、ここの寿司のネタを全て食らうことができるだろう。







『よし！落ちて来たよ！』


「へいへい」


『きゃー！当たった！見てみて可愛い』


「………………」






可愛い、なんて言って笑うAのほうが俺は何倍も可愛いと思う。


欲しかったものが漸くあたり、満足したのかAはもう帰ろっかと言った。





「合計28,540円です」





支払いを済ませて、随分と腹の膨らんだAは「太っちゃいそう」と笑いながら腹をさすった。





『……！』


「次は何でィ」


『い、今蹴った！！』


「まじか」





俺の手をとり、自分の腹にのせる。
「また蹴るかもしれないから」とAに、笑みをこぼしながら、蹴ってくれねーかなと期待をした。



すると、

ーーートンッ。


腹の内側から小さな衝撃が。




「ーーー蹴った」


『でしょ？あぁー、楽しみだなぁ。早く生まれてこないかな』


「だな。テメェに似るんだろうな、こいつは」


『ふふ』





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「テメェに似て、欲張りで泣き虫で強情っぱりで」


『ねぇ、それ私のいいところ遺伝してんの？』


「全部引っくるめてテメェのいいところじゃねーか」


『もう……、ほんと……、好き』


「知ってる」





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