愛して、病んで。【神威】

病24 ページ25

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神威



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「んっ、……痛っ」




白い肌に真っ赤に色づく傷。

そんな綺麗な腕に手を伸ばす。





「……い"やあああ!!!」




完治した彼女の腕は今日もまた
彼女の悲鳴と共に折れてしまった。



痛みに涙を流すことがないAに、
馬乗りに痛みに苦しむのも無視して

キスを落としていく。




「………あっ……っふ……んん」




シーツの上に倒れたAの腕が
痙攣している。


あぁ、早く手当してあげなきゃ。
そうしないとAの、腕が。

動かなくなっちゃう。





「A、アイシテル」


「……やめ、て」




「ほら、俺のこと
アイシテルって言ってよ」




チャイナ服のスリットに
手をいれる。




「言えよ」


「……っ、………好き……っ、
大好きだから……もうやめ…てっ」





「アイシテル」って言葉を
俺は要求したのに。


……悪い子。




「……ガハッ…！」




思いっきりAの頬を
殴ってしまう。


すると、口の中が切れてしまったらしく、
彼女は血を吐き出してしまった。



虚ろな瞳に俺が写り込んだ。




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