【銀魂】歪 ん だ 愛 情 .

歪32 ページ33

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「仲直りも終わったことだし、万事屋住むといいネ！」


『ーーーううん、私は屯所にいる』


「こんなサドのそばにいたら、A姉ちゃんMになっちゃうヨ」






落ち着いて来た頃。

万事屋に神楽を送り届けるため、神楽と総悟と私の3人で歩いている。神楽は、むぎゅっと私に抱きついたまま歩いている。




万事屋に着き、部屋にお邪魔させてもらうと坂田さんと新八くんは私たちを見て驚いていた。先日まで私を威嚇していた神楽の変わりように。





『神楽……、私帰るよ』


「嫌アリュー…。もっと一緒にいたいネ」


「チャイナ、Aを離しやがれ。俺ァ、さっさと帰って録画してる昼ドラが見てェンだよ」


「なら、さっさと帰ればいい話ネ。Aを置いてナ」






そして、喧嘩をし始める二人を宥める私は終始幸せ者だった。治らない喧嘩にどうしようか迷っていれば隣にきた坂田さんは「よかったな」と言って。






『ーーーやはり、坂田さんでしたか。神楽に言ったんですか？』


「俺は言ってねーよ？あいつが盗み聞きしてただけだ」


『……ありがとうございます』







お礼をいえば坂田さんは「おう」と短い返事をして、「その坂田さんって呼び方変えてくんね？」と言ってきた。




キョトンと彼を見つめたまま、なんて呼べばいいのかを考える。坂田さんがダメならば、銀時さんだろうか。いや、もしかしたら"さん"付けが嫌なのかもしれない。


ならば、ここはーーー。





『銀ちゃんでいいですか？』


「テメェらやっぱ姉妹だな」


「何A姉ちゃんを口説いてるアルカ！クソ天パァっ！！」

「ぶべらっ」






突如、銀ちゃんを蹴り飛ばす神楽。総悟との喧嘩はどうなったのかあやふやだが、一時休戦というところだろう。




頬を抑え涙目の銀ちゃんに近寄って「妹がすみません」と謝り。





『私が神楽を見ない間、なぜかこんなに危険なことしだして……。一体誰から教えられたんですかね』


「銀ちゃんアル」
「銀さんでしょうね」
「旦那だろィ」


「おぃいいいい！！お前ら俺を売るのか？！……つーか、Aちゃん？その笑顔怖いからやめて！お兄さんそっくりだよォォオオオ？！」




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『兄妹………、ですもの』




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