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その言葉に、思わず反応した。
「おい、いい加減にしろよ広大」
そんなの一番私がわかっている。
ヒーローでもない、ただの一般人。啓悟が私のことを好きになってくれたのも、私が啓悟のことを好きになったのも、父があの日、啓悟に会わせてくれたから。それだけで幼馴染として今までずっと一緒にいた。
「…………こんな私でも、……ホークスはずっと私のそばにいてくれた」
ボソリとつぶやいた。
広大くんの手を振り払う。睨むように彼を見て、「他人にどう思われようと私は信じてるから」と言えば「ホント、そうだよね〜」とどこからか聞こえてくる声。
バサバサと羽が羽ばたく音が聞こえてきて、私の背後に降り立つその紅き翼の彼。右手が私の頭を撫でて、頬をゆっくりと撫で下す。
「………俺には勿体無いぐらい可愛い女の子ですから」
「……ほ、ホークス？！」
広大くんは目を見開いて、その人物のヒーロー名を呼んだ。しかしどうだろうか、ヒシヒシと伝わってくる啓悟の怒りのオーラを感じた。
ショウくんは黙って啓悟と私を交互に見、「すみせん、友人が失礼を」と啓悟に謝っていた。すぐに啓悟に「会ったことあると思うけど、友達のショウくん。あとそこにいるのがサークルの人」と紹介する。
「は、俺も友達やって紹介してくれん？！」
「友達じゃないもん」
「はぁ？！」
広大くんをショウくんは宥めながら「お前が悪い」と一喝。啓悟はじっと広大くんを見下ろしていて、漸く悟ったのか広大くんは青くなる。
「"俺のA"が可愛いからそうやっていじめて気を引こうとしてんですか？俺みたいな男になんないと、Aは落とせませんよ」
自信ありげな姿にすごい言い草……と思っていると、啓悟は「行こか」と私の手を引いた。「いつ帰ってきたと？」と聞けば「さっき猛スピードで♡」と言いながら抱き寄せる。
だからこういう場ではやめてって言ってるのに。
啓悟は「飛んで帰った方が早いんだけど」とか言うが飛行はちょっと後々めんどくさいことになりそうだから首を横に振るう。
「あのさ、漆畑！」
ショウくんに呼び止められて振り返る。
彼は啓悟を一度見ると「……漆畑とホークスって……」と聞きにくそうに言葉を発していた。ハテナマークを浮かべる私の頬に手を伸ばす啓悟は「ま、そういうことっすね」と、私の顔を自分の方へと向けてキスをしてきた。
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浦玖珂 咲希(プロフ) - すやすや眠る夢主ちゃんの横で永遠に焼き鳥の数を唱えてるの想像したらシュール過ぎておもろい (2023年3月23日 23時) (
レス) @page32 id: e9e20e1e7a (このIDを非表示/違反報告)
浦玖珂 咲希(プロフ) - みんな本家通りの性格してるのに面白すぎる、最高過ぎる！！！ (2023年3月21日 3時) (レス) @page25 id: e9e20e1e7a (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 微笑ましい〜！ (2023年3月13日 13時) (レス) @page6 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作成日時：2023年3月12日 17時
