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次の日、朝起きてイザナの腕の中から器用に脱出。身代わりにお気に入りのぬいぐるみを抱かせて忍足で部屋からでた。真一郎くんの部屋を開ければ、カクちゃんだけ寝てた。そっと近づいて寝顔を覗き込めば、昔と変わらなくて「可愛い」と呟いた。
リビングに入ると既に着替えている真一郎くんがいて挨拶をして近づく。
「あの、」
「ん？どうした」
「男が一緒に寝るぞって言ってきて手を出してこないのってなんなんですか？」
率直に尋ねると真一郎くんが飲んでいたお茶を噴き出す。大丈夫ですか、と背中をさすってあげると「なに、Aちゃんいきなり」とゲホゲホしていた。
真一郎くんもイザナの部屋で私が寝ていること知っているはずなのに。そんな彼に「女が隣で一緒に寝てて手を出さない男っているんですね」と言えば、「待て待て」と慌て出す。
「イザナと同じベッドに寝てんのか？」
「はい。布団用意してもらおうとしたらベッドに引き摺り込まれます」
「………それで、イザナは手を出してこない、と」
コクリと頷いて、これが佐野家の普通なのかと「真一郎くんもそうなんですか？」と聞いてみれば「俺は現役JKが隣で眠ってたら構わず手を出すな」と正直に答えてくれた。それをちょうどやってきたエマちゃんとジトリと見やる。
「エマ、イザナの部屋に布団用意してやってくれ……」
「うちもそう思ったんだけど、ニィが必要ないって」
めちゃくちゃ必要だわ。私の心臓持たないよ、とボソリとエマちゃんに伝えれば彼女はにんまり笑って「けど、ニィが必要ないって♡」と。なにこの兄妹。
「それより真兄、今日出かけるんでしょ？」
エマちゃんの言葉に、真一郎くんは頷くと私を見た。なんだろうと思っていると「Aちゃんのお父さんに会ってくる」と教えてくれた。
顔を歪ませる私に、彼は「流石に未成年がここにずっといるわけにもいかないだろ?」と言った。正当な意見に頷くしかなかった。
……お父さんはなんて言うんだろうか。そう考え、心のどこかで「返してくれ」と言ってくれるのを期待してしまう。
「…………私も、行っていい？」
「………………、じゃあイザナも連れていくか！」
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頭ン中お花畑(プロフ) - とっても甘々で最高でした。ニマニマが止まらないし、本当に胸がキュンキュンするーっ！ 最高のイザナ夢をありがとうございました。寿命が伸びた気がします (1月7日 23時) (
レス) id: 67d18bea8c (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - 天竺編10月始まる楽しみ今からイザナ見るの待ちきれらない (6月21日 0時) (レス) id: 67f766a775 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - イザナの名言天竺編で見れるの楽しみです。 (6月12日 1時) (レス) id: 67f766a775 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - ↓ごめんなさい 間違えました (5月15日 22時) (レス) id: c0d0824301 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - あ (5月15日 22時) (レス) id: c0d0824301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2022年11月13日 16時
