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「(どうしよう)」
頬が赤く腫れて、このままあの家に帰るわけにもいかず途方に暮れていた。レイはうまく機嫌をとったつもりだけれど、少し怖い。離れた方が身のためかもしれないと思いながら夕焼けの横浜を歩いていた。
まさか殴られるなんて思わなかった。
いろんなものを買ってくれていたレイのやりたいことに合わせていた。その代償が今になって帰ってきたのか。……いや、最低なのはクズ女の私だ。こうなっても文句は言えない。散々利用したのだから。
「……………イザナ、」
「おっ、Aちゃん」
「………三つ編み」
確か六本木の灰谷兄弟だったっけ。
二人は私に近づくと「うわー、なにこの頬」とツンツン突いてきた。痛みに顔を歪めると「俺らと楽しいことしない？」と三つ編みは私の耳に口を寄せる。
「……男ってみんなそうなの？」
「そう見える？大将……イザナも」
「……………」
「さ、行こうか」
……イザナは違かった。
二人に連れられて来たのは中華街。ホテルに連れ込まれるんじゃないかと思ってたけれど普通にご飯を食べに来たようだ。
回る回転台で料理を自分の前に移動させながら、イザナの話に勝手に花を咲かせている三つ編み。無心、無言でひたすら食べているメガネの弟。なんだかカオス。
「小さい頃の大将ってどんな感じだった？」
「対して今と変わりませんよ」
「へぇ〜」
「……けど、優しかった」
「で、その顔の腫れは誰にやられた？」と聞いてくる三つ編みから視線を逸らして「トモダチ」と答える。三つ編みは目を細めて私を見ると「カラダのトモダチ？」と聞き返す。
「首に、すげぇキスマーク」
「は、」
「気づいてねーのな」
ケラケラと笑われて、思わず首筋に手を当てる。
コンシーラーどこかで買わなきゃ、そう思っていると個室の扉を勝手に開ける誰か。姿を見せたのはイザナとカクちゃんだった。
無言で私の前にやってきたイザナは私の腕を掴み上げた。彼の目の前にあらわになるキスマーク。まるで自分のものだと見せつけるかのようにレイが残したもの。
「…………アイツと会ってたのかよ」
「……………」
「いい度胸だなアイツ」
そう言って、イザナは私との距離を詰めた。ガブリッと首筋に噛み付いたイザナ。吸い付くイザナの唇に思わず声を出せば、自分でも信じられないほど熱が篭っていく。
「A、てめぇはまだ誰のモノなのか理解してねぇだろ」
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頭ン中お花畑(プロフ) - とっても甘々で最高でした。ニマニマが止まらないし、本当に胸がキュンキュンするーっ！ 最高のイザナ夢をありがとうございました。寿命が伸びた気がします (1月7日 23時) (
レス) id: 67d18bea8c (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - 天竺編10月始まる楽しみ今からイザナ見るの待ちきれらない (6月21日 0時) (レス) id: 67f766a775 (このIDを非表示/違反報告)
ちえ - イザナの名言天竺編で見れるの楽しみです。 (6月12日 1時) (レス) id: 67f766a775 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - ↓ごめんなさい 間違えました (5月15日 22時) (レス) id: c0d0824301 (このIDを非表示/違反報告)
桜華 - あ (5月15日 22時) (レス) id: c0d0824301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2022年11月13日 16時
