【wrwrd!】総統の弟が幹部入りする話【男主】

4 ページ6

ゾムside

『はじめまして、Aと申します』

目の前でくり広げられる光景に首をかしげていると、その爽やかな少年が自己紹介して手を差し出してきた

俺だけ、初対面なのか

ゾム｢どうも、ゾムです｣

差し出された手を握ると、Aはぶんぶんと大きくふる

『ゾムさん！そのパーカーかっこいいっすね〜！すっげぇ強いって兄ちゃんに聞きました！楽しみ〜』

ゾム｢あぁ…敬語とかええから。呼びタメで｣

『えへへ、やったね！』

これが本当にグルッペンの弟…？

コネ｢ゾムが珍しく困ってるやんけ｣

鬱｢さすがや｣

『コネ、嫉妬しなくていいんだよ？』

コネ｢してへんわ！｣

どうやらコネシマのことが好きらしい
いや、好きってそっちの意味じゃ…どっちの意味や？

グル｢今日の夜は宴だゾ｣

トン｢ハメ外しすぎんようにな｣

トントンのその言葉にはーい、と全員適当に返事をして、夕飯まで解散になった
俺も戻ろうとしたら後ろから肩を掴まれる

『ゾム、俺の教育係してくれるんでしょ？』

ゾム｢えっ…そうなん？｣

グル｢戦闘のほうはな、お前に頼みたいと思ってる｣

グルッペンがにやりと口角を上げる
そりゃ楽しみやなぁ

ゾム｢任せて｣

トン｢やりすぎひんようにな｣

『明日が楽しみ〜』

さて、明日からどんな特訓をしようか

5→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す