【wrwrd!】総統の弟が幹部入りする話【男主】

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『後輩？』

コネ｢そやねん！紹介したかってん！｣

いつも通りコネのストーカーをしてたら普通にバレて、地下に連れてかれた
兵器を作る広い場所
戦闘しかしない不器用な俺には馴染みのない場所だ

？？｢先輩？｣

奥から紫の独特なヘルメットをした同い年くらいの人が出てきた
怠そうな目で、コネと俺を見る

コネ｢…なんで隠れんねん｣

いつの間にかコネの背中に隠れていた
コネの肩越しにジーッとその人を見る

？？｢もしかしてグルッペンさんの…｣

コネ｢せや、弟や。ほらA！挨拶！｣

バン、と背中を叩かれ前に出される
えぇ…なんか目付き怖いよこの人

『Aです』

ショッピ｢…、ショッピです｣

背が高い俺は彼、ショッピくんを見下ろす形になり、なんだか数歩引かれた
なにこの反応！

コネ｢Hahaha！まぁ二人とも人見知りやからしゃあないな！｣

『コネとショッピくんは仲良いの？』

コネ｢まぁまぁ｢仲良くないです｣…｣

『仲良くないの！？よかったぁ…コネとられたらどうしようかと』

ショッピ｢えっ｣

ショッピくんはじろ、とコネを見る
なんか変なこと言ったかな

コネ｢ちょ、勘違いさせるようなこと言うなや！こいつがただただ俺を好きなだけやねん｣

俺は後ろからコネに抱きついてにこりと笑った

『後輩かなんだか知らないけど、手出さないでよね！』

コネ｢なんの対抗心やねん！｣

べしっ、とチョップされてまたへらりと笑う
そんな様子をショッピくんは、ずっと俺の事を睨むように見ていた

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

ショッピ｢ショッピです。よろしくお願いします。｣

幹部の夕食
ゾムの食害のターゲットは誰になるかで揉めていると、扉が開いた

グル｢今日から幹部になる、ショッピだ。コネシマの紹介で入ってもらう｣

コネ｢仲良くしてやってやー！｣

ショッピ｢余計なお世話です、クソ先輩｣

そんな些細なやり取りが、羨ましかった
俺はコネにとって友人の弟
でもショッピくんは大事な後輩

俺はガタン、と席を立った

オス｢…なんかAが黒いオーラ纏ってる｣

兄さん｢珍しな｣

ショッピくんの前に立てば、彼はまた半歩後ろに引いた

『ふふふ…よろしくねぇ…？』

そう言って握手をしようと手を差し出した
ショッピくんは冷や汗を流しながら手を取ってくれたので…
力いっぱいにぎった

ショッピ｢よろ…い゛っ……!?｣

ゾム｢Aも黒いとこあんねんな…｣

こうして人生初のライバルができたのだ！

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