番外編 tntn 前 ページ23
トントンside
仕事がやっと終わった
もう夜中の2時
あぁ、今日は特に忙しかった
ひとつ伸びをして、疲れをとろうと大浴場へ向かった
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
ガラ、と大きな扉を開けると、湯気が辺りを包む
大きい風呂の奥に人影が見えた
なんや、こんな時間に風呂か
…なんて、俺は言えへんけど
『あれ、トントン？』
奥で、笑顔のAが手を振っていた
意外な人やったな
トン｢なんや、Aやったんか｣
『うん。トントンもしかして、今仕事終わったの？』
トン｢せや｣
『わぁ、兄ちゃん相変わらずトントン任せだね〜』
あはは、と他人事のように笑う仕事を押しつけてきたヤツの弟
ほんま、恨めへんのが怖いわ…
2人で湯に浸かって一息つく
大きな窓から星が綺麗に見えていた
トン｢なぁ、なんでこんな時間に風呂？｣
『俺ね〜、夜って眠れないんだぁ』
少しいつもより辛そうな顔で言う
あぁ、だから朝起きるのがつらいんや
『昼間はいくらでも寝れるのに』
言われてみれば、昔泣き虫だったAは夜に悲しくなって涙を流すことが多かった
それに関係してるのだろうか
トン｢…わかった、夜にできる任務も探してみる。たまに頼んでもええか？｣
夜勤みたいなもんや、と笑うと、Aは嬉しそうに俺に顔を近付ける
近いねん
『本当！？トントンって仕事できる男だね〜！』
トン｢うん、わかったから…近すぎぃ！！｣
顔を背けるとふふ、と微笑むA
Aは小悪魔的な雰囲気がある。ちょっとグルさんと似てる…気がしないでもない
『兄ちゃんがトントンを頼る理由よくわかるよ』
トン｢…え？｣
『昔ね、言ってたんだ。人生最初で最後の、最高のパートナーだって。』
あのグルさんがそんなことを
ちょっと意外…ってか、素直に嬉しい
『……いいな』
トン｢…A？｣
俺から離れて俯くAには、いつものぽわぽわした雰囲気はなかった
背筋が凍る感覚
この子は一体何を抱えてる？
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人外人間白乃雫(プロフ) - え？ 更新停止マ？？？？ 2017年の小説に言うのもなんなんだって話ではあるけど…(それはそう) 更新待ってまーす(＾＾)ﾉ (4月21日 8時) (
レス) @page31 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
天乃ろぼた - コネシマさん出して欲しいな (2020年8月30日 14時) (レス) id: 200cd0c539 (このIDを非表示/違反報告)
りん - オスマンの方が可愛いめう〜ってシーンめっちゃ好きです (2020年8月1日 20時) (レス) id: 5d769f50a8 (このIDを非表示/違反報告)
雪白ましろ(プロフ) - 魔鬼さん» コメントありがとうございます。チーノさんまだ書けるほど詳しいか.......勉強してみます(￣▽￣;) (2019年10月12日 16時) (レス) id: 6520387b9b (このIDを非表示/違反報告)
魔鬼 - チーノさんだしてほしいのです！ (2019年10月2日 21時) (レス) id: 2917ce8702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪白ましろ | 作成日時：2017年1月19日 19時
