【wrwrd!】総統の弟が幹部入りする話【男主】

番外編 htrn 後 ページ14

『ねぇ、このヒマワリ特別なの？』

小屋を出て屋敷に帰る途中、花壇に咲いてるヒマワリ4本の前でAが止まった
下に付いてる名札が気になるらしい

ひと｢ああこれは…グルッペンが暇を持て余してつんできたやつ｣

『あはは！この名前の付け方は絶対兄ちゃんだと思った！』

レーニン、スターリン、フルシチョフ、ブレジネフ
『兄ちゃん変わってないな〜』とAはくすくす笑っている

ひと｢Aは、グルッペンが好き？｣

『大好きだよ。昔からずっとね！』

昔から見てるからわかる
毎日Aはグルッペンにくっついてて
グルッペンもAを離さなかった

Aが学校に行った後も、心配で心配で仕方なかったグルッペンをよく覚えてる

ひと｢ほんとに、仲いいね｣

『うん、俺は兄ちゃんみたいに頭が良くなりたい。…実際は身体能力のほうが勝ってるんだけどね。』

ひと｢それでもすごいと思うけど｣

『ありがと！兄ちゃんの役に立てるならなんでもいっか』

歯を見せて笑うAにつられて、俺も微笑んだ
強くなったな、Aは

ひと｢Aは、戦争が嫌い？｣

『あはは、なんでそんなこと聞くの？』

ひと｢…なんとなく｣

Aは俺の質問に、『好きでも嫌いでもないよ』と答えた
なんだか曖昧だし、はぐらかされた気分だ…

『行こうかひとらん。もうそろそろ朝ご飯だよ！』

ひと｢ん、そうだな｣

楽しそうなAを横目に、屋敷へと足を進めた

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『俺、あの人の弟だよ？』

『戦争、嫌いな訳ないじゃん』

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『最っ高』

狂気じみた弟

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