その４６ ページ46
ソファに場所を移動して、私たちは寝転がっていた。
私はダイゴの腕を枕にして
ダイゴは私を抱き枕にして
気がついたら二人して眠っていた。
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夢を見た。
幼い頃の記憶。
ダイゴに初めて会った日。
その日私は使用人に連れられてある家に行った。
私はしばらくこの家に世話になるという。
そこには歳が近い少年がいた。
少年がニコニコと手を差しのべて言う。
「僕はダイゴ。よろしくね」
私は彼が笑う理由も
握手を求めてくる理由も
わからなかった。
私はただ一言
「ええ」
目も合わせずそれだけ言った。
私が素っ気ない態度をとったにも関わらず
彼はニコニコと笑っていた。
「どこに行くの？
僕もついていっていいかな？」
「…………」
幾度も繰り返したこのやりとり。
毎回無視されても懲りずに少年はニコニコしながら聞いてくる。
只々この家で繰り返される日々の記憶だった。
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ふと目が覚めると目の前にダイゴの顔が。
「おはよう」
私の頭を優しく撫でながら言った。
なんでダイゴがこんなに近くにっ!?
あ、そういえばダイゴに半ば強引にソファに連行されて
抱き枕にされたんだった。
というか、その前に超重要な出来事が……。
私はいろいろ思い出してとてつもなく恥ずかしくなる。
ダイゴの顔が見られない！
「気持ち良さそうにすやすや寝てたね。
いい夢見れた？」
こちらの気も知らずダイゴは聞いてくる。
「…ダイゴにストーカーされてた頃の夢を見たわ」
「え、何それ。
僕がいつAのことストーカーなんてしたのさ」
「少し前も似たようなことしてなかったかしら」
「してないしてない」
「…まぁいいか」
「ふふ、かわいいなAは。
愛してるよ」
「んな!?!?!?そ、そういうのいきなりはなし！」
「どうして？
プロポーズもオーケーしてくれたことだし
これからは遠慮なくAを愛していくから」
一体どうしたらさらりとこんな恥ずかしいことを言える男になるのだろうか。
「あ、あのね、そのことだけど…
その、ちょ、ちょっと勢いでいい、って言ってしまったけど
や、イヤなわけではないのだけど
い、家の問題が…」
「ん？それね、どうにかするからAは心配しないで」
彼は言った。
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ルージュ - 猫好きさん» 早まるな！まだ生きれる！だから戻ってこい！！カムバァァァァック！！ (2019年1月26日 17時) (
レス) id: 92684cda39 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - く…わたしは…ｶﾞﾊｯ…もうだ……ダメみたいだ………ﾊﾞﾀｯ 死因；尊死&恥ずか死 (2018年12月25日 12時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - アオさん» ありがとうございます（*^_^*）がんばってみます！ (2018年9月9日 15時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 昨日の夜から読み始めたのですが、すっごく面白いです。夢主が照れているのが可愛くて、読んでいて楽しいです。これからも更新頑張ってください。 (2018年8月23日 14時) (レス) id: 9f57f7d7c8 (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - Ｎさん» ありがとうございます！がんばりますね〜 (2018年7月6日 19時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃々 | 作成日時：2017年9月17日 17時
