その３６ ページ36
「オオスバメ、きあいだめ！」
ダイゴの開始の合図からすぐに
リョウさんがオオスバメに指示を出す。
二人ともやる気まんまんだ。
一方で私は…
「どうしよ」
久々のバトルすぎて悩んでいた。
リョウさんが言う。
「来ないのならこちらから行くわよ！
オオスバメ、つばめがえし！」
オオスバメがものすごい勢いで向かってきた。
うん、キレイなフォーム。
なんて見てたら
ジュカインへの指示だしを忘れていたことに気がつくが
彼はリーフブレードで受け止めていた。
「なっ！」
リョウさんが驚く。
そしてそのままジュカインは振り切った。
オオスバメにダメージが入る。
「よそ見しながらだなんてずいぶん余裕じゃない。
でも相性では私たちが有利…
もう一度つばめがえし！」
「じゃあリーフブレードで受け止めて」
オオスバメは動きだし
ジュカインは構える。
しかし
私はオオスバメの軌道を見て
「うしろ、とれそうね」
その一言をジュカインが聞き取ると
誰にもその動きが見えないほど素早く動き
気がつくとオオスバメの真後ろ…。
ジュカインの攻撃が入る。
「オオスバメ、大丈夫!?」
リョウさんが問いかけると
オオスバメはなんとか、というふうに
体勢を立て直す。
だいぶダメージ入ってるかな。
「ジュカイン、つばめがえし」
私が言うとジュカインの動きはとても素早かった。
完璧なフォーム、完璧な軌道、完璧な速度。
目にも止まらぬ速さでつばめがえしが決まる。
ダイゴが言った。
「オオスバメ、戦闘不能。ジュカインの勝ち
よって勝者、A！」
「そ、そんな…」
「リョウさんが負けた…？」
取巻き二人ががく然としている。
「ありがとう、ジュカイン」
ジュカインは微笑で応えてからボールに戻った。
相変わらずクールな子。
ダイゴとエーフィが寄ってきた。
エーフィは尻尾で私の足をすりすり、
労ってくれてるようだ。
「お疲れ様。
やっぱりすごく強いね」
ダイゴが言った。
「私はほとんど何もしていないわ」
「でもジュカインとの息はピッタリだった」
「それは当然よ」
さて、と私はリョウさんの方へ向く。
「満足した？」
「ど、どうして？
相性なら私たちのほうが有利だし
大して攻撃もしてこなかったのに…」
わからない、という顔をしている。
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ルージュ - 猫好きさん» 早まるな！まだ生きれる！だから戻ってこい！！カムバァァァァック！！ (2019年1月26日 17時) (
レス) id: 92684cda39 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - く…わたしは…ｶﾞﾊｯ…もうだ……ダメみたいだ………ﾊﾞﾀｯ 死因；尊死&恥ずか死 (2018年12月25日 12時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - アオさん» ありがとうございます（*^_^*）がんばってみます！ (2018年9月9日 15時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 昨日の夜から読み始めたのですが、すっごく面白いです。夢主が照れているのが可愛くて、読んでいて楽しいです。これからも更新頑張ってください。 (2018年8月23日 14時) (レス) id: 9f57f7d7c8 (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - Ｎさん» ありがとうございます！がんばりますね〜 (2018年7月6日 19時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃々 | 作成日時：2017年9月17日 17時
