その４ ページ4
昼食後は部屋に戻って横になっていた。
まだ顔が少し赤いのが感じられる。
好き…か。
慣れないな。
いつもよりしっかりしたご飯を食べたせいか
だんだんと眠くなってきて、
私はうとうとし始めた。
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コンコン、と扉がノックされた音で目が覚めた。
やはり眠っていたらしい。
扉の向こうでダイゴが問う。
「A、入っていい？」
「うん」
「その体勢からすると、寝てた？」
「うん」
「もう陽が傾き始めてるけれど」
笑いながら言われた。
確かに気がつけば窓の外は少しオレンジかかっていた。
「本当だ」
「夕飯食べられる？
胃もたれしてない？」
「そこまで私の胃袋はひ弱じゃないわよ」
「それは失礼。
カーテン閉めるよ」
そう言ってベッドのそばのカーテンを閉めた。
すなわち私のすぐ後ろの窓のカーテン。
自然に距離が近くなる。
勝手に私は意識してしまって
まず視線のやり場に困って顔をそむける。
すぐにダイゴは離れたけれど
そのまま私は顔の位置を戻さなかったので
不思議に思ったのか、聞かれた。
「どうかした？」
「なんでもないわ」
首を振りながら答えた。
「ふーん」
ダイゴの声が聞こえてすぐに
私の顔が無理やり方向を変えられた。
ダイゴが私の頬を両手で持ったまま言った。
「どうかした？」
その表情は少しいたずらっぽく笑っていた。
からかわれているのか…。
でも真正面から彼の顔を見たせいか
また顔が少し熱くなってきたような気がする。
「A？」
「だから、なんでもないって！」
手でダイゴの手と視線を払いのける。
すると笑いながら言われた。
「ごめん、ごめん。
Aがかわいかったから少しいじわるしただけ」
だから……。
私が何か言い返す前に彼は部屋を出ていってしまった。
それから私は再び彼に呼ばれるまで
ベッドの上でその一連のやり取りを思い返しては
勝手に赤面になっていた。
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ルージュ - 猫好きさん» 早まるな！まだ生きれる！だから戻ってこい！！カムバァァァァック！！ (2019年1月26日 17時) (
レス) id: 92684cda39 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - く…わたしは…ｶﾞﾊｯ…もうだ……ダメみたいだ………ﾊﾞﾀｯ 死因；尊死&恥ずか死 (2018年12月25日 12時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - アオさん» ありがとうございます（*^_^*）がんばってみます！ (2018年9月9日 15時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 昨日の夜から読み始めたのですが、すっごく面白いです。夢主が照れているのが可愛くて、読んでいて楽しいです。これからも更新頑張ってください。 (2018年8月23日 14時) (レス) id: 9f57f7d7c8 (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - Ｎさん» ありがとうございます！がんばりますね〜 (2018年7月6日 19時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃々 | 作成日時：2017年9月17日 17時
