その３０ ページ30
「A準備できた？」
「今終わった」
「じゃあ行こうか」
初出勤から一月ほど経った。
通勤はだいたいダイゴと一緒だ。
私は一人でもよかったのだが
彼がどうしても一緒がいいと言うので。
しかしそのせいで正面玄関から出勤となった。
結果
初日から秒で社内にウワサがまん延する。
『あの女はいったい誰!?』
主に女性社員の間で。
まぁ予測していたけれど(エーフィが)。
私は特に気にしてはいないのだが
時々すれ違う女性社員からの視線はだいぶ鋭い。
ダイゴやムクゲさんには心配されたが
本当に気にしていないと伝えると
なぜか苦笑された。
そして今
「コーヒー入れたけど飲む？」
「もちろん、いただくよ」
だいぶ仕事に慣れた。
私はダイゴのデスクの端の方にコーヒーを置く。
「ありがとう」
ダイゴはそう言うと
うーーんと、伸びをして
コーヒーを一口飲む。
「…おいしい？」
「Aが入れてくれる飲み物はどれもすごく美味しいよ」
「そう」
内心嬉しい。
コーヒー、紅茶、緑茶
美味しい入れ方の勉強してよかった…。
「Aは疲れてない？」
「大丈夫。
そういえば、これ。
資料少しまとめておいたから」
「すごいな
Aは仕事を覚えるのも
するのも早くて感心するよ。
おかげですごく助かってるよ。
ありがとう」
「まぁ…
自分でやるって言ったことだから」
面と向かってほめられて
私は少し恥ずかしくなって目線を反らす。
ダイゴはふふ、と笑うと
「僕も負けてられないな」
そう言って再び仕事に戻った。
そんな平凡な日々が続いたある日
ちょっとした事件が起きた。
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ルージュ - 猫好きさん» 早まるな！まだ生きれる！だから戻ってこい！！カムバァァァァック！！ (2019年1月26日 17時) (
レス) id: 92684cda39 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - く…わたしは…ｶﾞﾊｯ…もうだ……ダメみたいだ………ﾊﾞﾀｯ 死因；尊死&恥ずか死 (2018年12月25日 12時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - アオさん» ありがとうございます（*^_^*）がんばってみます！ (2018年9月9日 15時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 昨日の夜から読み始めたのですが、すっごく面白いです。夢主が照れているのが可愛くて、読んでいて楽しいです。これからも更新頑張ってください。 (2018年8月23日 14時) (レス) id: 9f57f7d7c8 (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - Ｎさん» ありがとうございます！がんばりますね〜 (2018年7月6日 19時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃々 | 作成日時：2017年9月17日 17時
