その２２ ページ22
ガチャリと
扉の鍵が閉まる音がした。
それから少しして
ようやっと気持ちも落ち着いたので顔をソファからあげる。
『朝からラブラブね』
エーフィが言う。
「そんなんじゃない」
さっきのことをまた思い出して
少し声が小さくなる。
ていうか
「ていうか、今日はやることがっ！」
そう。
珍しく今日はやることがあるのだ。
まずは
『何するの？』
「情報収集」
『A、機械なんて操作できるの？』
「昨日ダイゴから教わった」
私はダイゴから借りたパソコンを立ちあげる。
教わったといっても基本的なことだけだけど
でもそれで十分だからね。
カタカタ……
『何をしているの？』
「ちょっと…待って…
よし、行くわよ、エーフィ」
『行くって、どこ行くの』
「調べたところ」
・
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それから少し
いろんな場所をまわって
家に帰った。
『結局何をしにいったの？』
「就活準備」
『就活準備？
A、お金に困っていたの？』
「いや、そうじゃなくて。
旅を続けるならまだしも
ずっと家にいるのもなって思ったのよ」
ダイゴも働いているし、と
最後は小声で付け足した。
『そういうことだったのね。
そうねぇ…、たしかに。
でも仕事なんてAにできるの？
たくさんの人と関わるのよ？』
「それが一番の問題よ」
未だに私の人嫌いは治らない。
治そうとも、まぁ、あまり思わないのだが。
「だから準備なの」
求人を調べて
実際に足を運び見る。
全部見えるわけではないけれど
見ないよりはいいと思う。
『ダイゴに相談してみたら？
もしかしたら
「無理に働かないで、
家でAの好きにしていたらいいよ」
なんて言ってくれるかもしれないじゃない』
「本当に言いそうね」
『待って！
これってほとんどプロポーズじゃない!?
A、まだキスもしてないでしょ！
順番おかしくなっちゃうわ！』
「待って、ちょっとストップ」
話の方向がおかしくなってきたので
なんとか収めて
でも収まらなくて
そうしていたら
ガチャリ
扉の鍵が開く音がした。
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ルージュ - 猫好きさん» 早まるな！まだ生きれる！だから戻ってこい！！カムバァァァァック！！ (2019年1月26日 17時) (
レス) id: 92684cda39 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - く…わたしは…ｶﾞﾊｯ…もうだ……ダメみたいだ………ﾊﾞﾀｯ 死因；尊死&恥ずか死 (2018年12月25日 12時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - アオさん» ありがとうございます（*^_^*）がんばってみます！ (2018年9月9日 15時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 昨日の夜から読み始めたのですが、すっごく面白いです。夢主が照れているのが可愛くて、読んでいて楽しいです。これからも更新頑張ってください。 (2018年8月23日 14時) (レス) id: 9f57f7d7c8 (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - Ｎさん» ありがとうございます！がんばりますね〜 (2018年7月6日 19時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃々 | 作成日時：2017年9月17日 17時
