その３ ページ3
「はい、どうぞ」
そう言って出されたのはサラダ。
しかしよく見ると鶏肉らしきものが見える。
「いつものサラダに鶏肉を加えてみました。
焼かないでゆでたからさっぱりめで食べやすいと思うんだけど」
「…うん、おいしそうだね」
うれしいことなのだが
ここまで気を使うのは疲れないだろうか。
「「いただきます」」
とりあえず食べる。
深く考えるとおいしくなくなりそう。
実際ダイゴの作るごはんはおいしいのだが。
さっそくダイゴが様子をうかがうように聞いてくる。
「どうかな、食べられそう？」
「うん、さっぱりしていておいしい。
ドレッシングも脂っこくないし」
「そっか、よかった」
うれしそうに彼は笑った。
真正面から見た彼の笑顔はまぶしくて
無意識に目を逸らすだけでなく顔も下にそむけてしまった。
するとダイゴが聞いてきた。
「どうかした？」
「うんん、なんでもない」
「本当に？
無理しなくてもいいからね」
「大丈夫、そういうのじゃないから。
ダイゴ、心配しすぎ」
「僕を心配性にしたのはAだよ」
うっ…。
心当たりがありすぎて言い返せない。
「もう危ない目にはあわせないよ。
ある意味、覚悟してね」
不敵な笑みを浮かべながらダイゴは言った。
ドウイウコトデスカネ…。
ある意味怖いんですけれど。
「守られるのは好きじゃないわよ」
「好きな子を守りたいと思うのは当然のことだろう」
「なっ…、いきなりどうしてそんなこと…」
「好きな子に好きって言って何かおかしいかい？」
「おかしいというか…その…」
「あはは、困ってるAもかわいいよ」
それから先はダイゴにいじられる始末となった。
そんなに好き好き言われると…、
鏡を見なくてもわかるくらい自分が発熱しているのがわかった。
今日のランチは今まででいちばんからかわれ、笑われた時間となった。
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ルージュ - 猫好きさん» 早まるな！まだ生きれる！だから戻ってこい！！カムバァァァァック！！ (2019年1月26日 17時) (
レス) id: 92684cda39 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - く…わたしは…ｶﾞﾊｯ…もうだ……ダメみたいだ………ﾊﾞﾀｯ 死因；尊死&恥ずか死 (2018年12月25日 12時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - アオさん» ありがとうございます（*^_^*）がんばってみます！ (2018年9月9日 15時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 昨日の夜から読み始めたのですが、すっごく面白いです。夢主が照れているのが可愛くて、読んでいて楽しいです。これからも更新頑張ってください。 (2018年8月23日 14時) (レス) id: 9f57f7d7c8 (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - Ｎさん» ありがとうございます！がんばりますね〜 (2018年7月6日 19時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃々 | 作成日時：2017年9月17日 17時
