その１ ページ1
朝、目が覚めた。
いや、朝なのだから普通目が覚めて当然なのだが。
しかし。
問題がひとつ。
今までどう接していたっけ？
時は昨日にさかのぼる。
私がどうとでもなれと、
思い切って告白なるものをした結果、
ダイゴと両想いであったというそんな出来事があったのだ。
昨夜はいろんな疲れもあり気がつくと寝ていたが
今日のこと全然考えていなかった。
緊張してきた。
命綱無しのロッククライミングより何倍も緊張してる。
『A、何をためらっているのよ。
早く下に行かないの？』
エーフィは私の心情をわかっているのかないのか
急かしてくる。
「…わかったわよ、行こうか」
悩んでも仕方がない。
部屋から出て階段を下り、
リビングの扉を開いて入る。
すると問題の人物が声をかけてきた。
「おはよう、A。
よく眠れた？」
「…うん、おはよう」
少しだけ目を合わせて、
でもやっぱり無理だったのですぐに逸らして椅子に座る。
少しして朝食が出される。
「「いただきます」」
まず、スープを一口飲む。
約一週間ぶりのダイゴの料理は温かくて身にしみる感じがした。
痛み以外のものが初めて身にしみるのは不思議な感じであった。
「どうかした？」
ダイゴが私の手が止まっていたのに気がつき、
心配そうに問いかけてきた。
「大丈夫、なんでもない」
「無理はしないでね」
「うん」
心配性だなあ。
それからまた食べ進める。
食べ終わるとダイゴは片づけを始めた。
そしていつものように紅茶を出してくれる。
二人とも黙ったままだった。
先に口を開いたのはダイゴだった。
「今日も一応仕事休みなんだけど、
行きたいところとかある？」
「ん、ない」
「そっか」
会話終了。
少し気まずい。
私的に。
「じゃあ今日はゆっくりしようか」
「うん」
「食材の買い出しは行かなきゃだな。
今日食べたいものある？」
「ない」
「どうしようかな。
あ、一緒に行こうか」
「……行く」
どちらかというと気が進まなかったけれど
なんとなく断るのも変かなと思い、
承諾してしまった。
「じゃあもう少ししてから行こうか」
ダイゴはうれしそうにそう言った。
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ルージュ - 猫好きさん» 早まるな！まだ生きれる！だから戻ってこい！！カムバァァァァック！！ (2019年1月26日 17時) (
レス) id: 92684cda39 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - く…わたしは…ｶﾞﾊｯ…もうだ……ダメみたいだ………ﾊﾞﾀｯ 死因；尊死&恥ずか死 (2018年12月25日 12時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - アオさん» ありがとうございます（*^_^*）がんばってみます！ (2018年9月9日 15時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 昨日の夜から読み始めたのですが、すっごく面白いです。夢主が照れているのが可愛くて、読んでいて楽しいです。これからも更新頑張ってください。 (2018年8月23日 14時) (レス) id: 9f57f7d7c8 (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - Ｎさん» ありがとうございます！がんばりますね〜 (2018年7月6日 19時) (レス) id: fc3c38c34e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃々 | 作成日時：2017年9月17日 17時
