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45 前世 ページ44

私の任務は滞りなく終わった。

鬼の数が多く、少々手古摺りはしたが、何とか、村の方々を守る事ができた。

隠の方々に事後処理を任せ、煉獄家に戻ろうとした時、ゴオッと西の方から地鳴りのような音が聞こえた。

地震か?

そう思い、フラッとその方へ歩みを進めた時、コツンと手に日論刀の鍔が当たった。

『。。。。。え?。。。。。何、これ?。。。。。なんで?』

私の鍔は杏寿郎と刃を交えていないのに、赤くなっていた。

しかし、その色は、燃え盛る炎のような綺麗な赤ではなく、血のような、濁った、気味の悪い赤だった。

杏寿郎。。。。。

さっき、彼の背中を見た時に感じた嫌な予感。

隠「。。。。。?!Aさん?!」

お待ちください!と言う隠の方の制止を聞かず、私は走り出した。

今、走らなければ、今、行かなければ、私は一生後悔することになる。

何故、そのように思うのかはわからない。

フハッと無邪気に笑う杏寿郎の顔が脳裏を過る。

杏寿郎。

杏寿郎。

頭の中で何度も彼の名前を呼び、私は暗闇の中をひたすら走り続けた。

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りりむ(プロフ) - みんみさん» みんみさん、コメントありがとうございます!ついに煉獄さんが300億の男となりましたね!そんな煉獄さんの勢いに負けず、私もこの作品を素晴らしいものにできるように頑張ります!最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします! (2020年12月14日 16時) (レス) id: b70c779254 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - 初めまして^ - ^いつも楽しみに見させてもらってます!切なくて尊いお話に感動しています!!無理せずに頑張ってください♪ (2020年12月6日 21時) (レス) id: 51bdc8dd02 (このIDを非表示/違反報告)
りりむ(プロフ) - 菫さん» 菫さん、コメントありがとうございます!この作品も、読者の皆様に感動とキュンキュンを与えられるような作品にしたいと思います!最後までお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします! (2020年12月4日 12時) (レス) id: b70c779254 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも楽しみにしてます!頑張って下さい(^^) (2020年12月2日 13時) (レス) id: 8bdaaad09a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りりむ | 作成日時:2020年12月2日 13時

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