21 前世 ページ21
翌日、早朝から、私が木刀を振っていると、ジャリッと誰かの足音が聞こえた。
『。。。。。杏寿郎』
そこに立っていた、杏寿郎は、まっすぐ前を見つめていた。
杏「すまない!」
そう言い、ガバッと頭を下げた杏寿郎。
杏「君のおかげで、目が覚めた!俺はいつか、父上のような炎柱となり、世の為、人の為に戦う剣士になる!」
共に頑張ろう!そう言い、私に手を伸ばす杏寿郎。
パシッとその手を取り、私は大きくうなずいた。
その日から、私達は2人で稽古を始めた。
来る日も来る日も。
3冊しかない炎の指南書を読み。
2人で支え合いながら。
2人で高め合いながら。
槇寿郎さんは、そんな私たちの様子を時折、覗きに来ていたが、私達と目が合うと、そんな無駄な事やめてしまえ!と、私達を罵り、部屋に戻って行った。
杏「。。。。。どんなことがあっても、俺達が心の炎を絶やさぬ限り、父上はきっといつか、元の父上に戻ってくれるだろう」
信じよう、と、杏寿郎はよく口にした。
そんな杏寿郎を見て、彼はいつか、鬼殺隊を率いる、柱となり、世の為、人の為に戦う鬼殺隊になるだろうと、私は確信した。
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りりむ(プロフ) - みんみさん» みんみさん、コメントありがとうございます!ついに煉獄さんが300億の男となりましたね!そんな煉獄さんの勢いに負けず、私もこの作品を素晴らしいものにできるように頑張ります!最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします! (2020年12月14日 16時) (レス) id: b70c779254 (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - 初めまして^ - ^いつも楽しみに見させてもらってます!切なくて尊いお話に感動しています!!無理せずに頑張ってください♪ (2020年12月6日 21時) (レス) id: 51bdc8dd02 (このIDを非表示/違反報告)
りりむ(プロフ) - 菫さん» 菫さん、コメントありがとうございます!この作品も、読者の皆様に感動とキュンキュンを与えられるような作品にしたいと思います!最後までお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします! (2020年12月4日 12時) (レス) id: b70c779254 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - いつも楽しみにしてます!頑張って下さい(^^) (2020年12月2日 13時) (レス) id: 8bdaaad09a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りりむ | 作成日時:2020年12月2日 13時