ツン42% ページ8
Side まふまふ
今回は色々あった…
鹿島を危ない目に合わせて、まふくんと呼ばれるようになって「拒否権はないから」なんて俺様な、少女漫画に出てきそうなくさいセリフ言って…今は、無言のまま、鹿島をおぶって宿への道を歩いてる…
こんなに密着するのは初めてで…正直、鼓動が早い…聞こえないよね…
貴「まふくんとの心臓の音が聞こえる」
ふと、俺の背中に頬を寄り添わせてた鹿島が優しく言い、俺の体温は一気に上がる気がして、心臓は忙しそうに動く…俺の頭はついていけず、感情も置いていかれて
『気のせいだよ』
なんど、なんど告白のチャンスがあったか…きっと数え切れないぐらいだろう…臆病だから、そのチャンスを見て見ぬ振りをした…でも今回は…そんな失敗はしたくない
ま「鹿島…鹿島は、今好きな人とか…いんの?」
確かめるように聞く…自分から話を切り出せなくて…って、恋する乙女じゃあるまいし…なんて、頭の中でコントが繰り広げられてる…
それに釘を刺したのは、鹿島の優しい声だった
貴「いるよ、好きな人」
「まふくんは?」と続ける彼女…鹿島は好きな人がいて、きっとそれは、彼女に不釣り合いな俺では無いだろう、そう自己完結し、諦めた俺は口を開いた
『いる、でも好きでいるの辞める』
そんなこと…できるわけないのに、意地はってそういつもの声で言った、そして続ける
『相手にとって、俺の気持ちは迷惑だから』
俺の言葉を聞いた鹿島は、なんだか悲しそうな声で「そっか」と言った…けど、顔が見えない為、本当に悲しんでるのかは分からず、少しの間沈黙が流れた、その後それを破ったのは鹿島だった
貴「まふくんに愛されてるその子、きっと幸せだよ…好かれることを迷惑だと思う女の子はいないよ」
「少なくとも私はそうだよ」そう言った彼女にはいつもの元気が無く、宿まで、重い沈黙が流れた…
結局俺はまた、チャンスを逃した、振られて傷つくのが怖かったから…
鹿島が1人悲しそうに、部屋に戻ってるとも知らずに俺は、いつもの友人が待つ部屋へと向かい、天月くんにたっぷりと怒られました…
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美雲 - 面白くて今日、1日でパート1から全て読んでしまいました!更新、お待ちしてます! (2020年3月20日 18時) (レス) id: 5c54d7ec1f (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - アスリさん» そうですかね?(笑)ちょっと丸くなったかもしれません! (2016年1月13日 19時) (レス) id: 17f5c0bd21 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - 夜猫さん» ありがとうございます!未だにこの作品のまふくんのキャラがどんなのかわからないですけど(笑)ツンデレに近づいてくれると嬉しい(笑) (2016年1月13日 19時) (レス) id: 17f5c0bd21 (このIDを非表示/違反報告)
アスリ(プロフ) - おーツンデレ率が7:3になっきた♪(´∀`*) (2016年1月10日 0時) (レス) id: 24e178830e (このIDを非表示/違反報告)
夜猫(プロフ) - ツンデルは思ってることを間逆に言ったり?たとえば『好き』っていいたいのに『きらい』って言ったり照れ隠しのとき冷たい態度になるとかですかね?あまりあてにしない方がいいですよ←←←← (2016年1月9日 21時) (レス) id: bf8d0cbdd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花ノ絵 | 作成日時:2015年12月25日 12時