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side 貴方

文化祭の話をろんちゃんとしてるとまふくんが勢いよく席を立って教室を出た。

ろ「…相川くんと一緒に回りたく無いの?」

私の気持ちを知ってるろんちゃんはそう尋ねて来た。

『なんか、気まずくて… 聞いてなかったにしても私告白してるから』

苦笑を漏らしながら、お弁当に箸を付け、口に運ぶ。

ろ「だとしても…」

と呟きながらろんちゃんは何かブツブツと話していた時、私の携帯が震えた。
取り出すとそこにはるす兄からのLINEが入ってて、内容は《学校終わったら迎えに行く》だった。
返事に困っていると、ろんちゃんが私の名前を呼んだ。

ろ「Aは、相川くんと付き合いたいとか、思わないの?」

その表情はちょっと真剣に見えてはぐらかす気にはなれなかった。

『今の関係が壊れるんじゃ無いかって思っちゃうの…それがちょっと怖い… それよりろんちゃんは誰と文化祭回るの?』

私がそう話して同じ質問をろんちゃんに投げかけると彼女は顔を赤く染め目を逸らした。

ろ「そらるさん…」

そう一言言った彼女は可愛くて思わず抱きついてしまった。

るす兄のLINEを返すのを忘れて放課後になった。

ま「鹿島…」

帰りの準備中まふくんに呼ばれふと顔を向けた。

『なに?まふくん』

私がそう尋ねると、どこか恥ずかしそうにそっぽを向かれ、彼は少し髪をいじりながら話し始めた。

ま「今日、久しぶりに一緒に帰らない?」

まさかの誘いに頬が緩み私は勢いよくおっけーを出した。

ま「なんでそんな嬉しそうなのさ」

そう言うまふくんも少し優しい顔をしていた。

『久しぶりだからなんか嬉しくて』

素直にそう答えるとまふくんは、あっそ、と言いながら、鞄を持って、準備し終わった私の鞄も一緒に持ってくれた。

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設定タグ:歌い手 , まふまふ , ツンデレ   
作品ジャンル:恋愛
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美雲 - 面白くて今日、1日でパート1から全て読んでしまいました!更新、お待ちしてます! (2020年3月20日 18時) (レス) id: 5c54d7ec1f (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - アスリさん» そうですかね?(笑)ちょっと丸くなったかもしれません! (2016年1月13日 19時) (レス) id: 17f5c0bd21 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - 夜猫さん» ありがとうございます!未だにこの作品のまふくんのキャラがどんなのかわからないですけど(笑)ツンデレに近づいてくれると嬉しい(笑) (2016年1月13日 19時) (レス) id: 17f5c0bd21 (このIDを非表示/違反報告)
アスリ(プロフ) - おーツンデレ率が7:3になっきた♪(´∀`*) (2016年1月10日 0時) (レス) id: 24e178830e (このIDを非表示/違反報告)
夜猫(プロフ) - ツンデルは思ってることを間逆に言ったり?たとえば『好き』っていいたいのに『きらい』って言ったり照れ隠しのとき冷たい態度になるとかですかね?あまりあてにしない方がいいですよ←←←← (2016年1月9日 21時) (レス) id: bf8d0cbdd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花ノ絵 | 作成日時:2015年12月25日 12時

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