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Side 貴方

3コール鳴った後携帯から天月くんの声が聞こえた…

天「あ、鹿島ちゃん?」

いつもの明るい声とは違って天月くんの声からは悲しさや迷いが感じられた…でもそんなのは私の勘違いかも知れない…そう思うと何も言えなくなって、いつも通り接する

『うん、携帯見たら不在着信が来てたから…』

私がそう言うと携帯の向こうの彼はそっかと言い数秒の沈黙が流れた…それを破ったのは天月くんで…

天「今度の火曜日さ?映画見に行かない?丁度チケット2枚あるし…その…鹿島ちゃんと行きたいななんて…」

カレンダーに目を向けながら、やっぱり天月くんの様子が可笑しいと思い…

『うん、いいよ』

私はそう答えた…急に天月くんを好きになった訳じゃない、まふくんの事をちょっとでも考えないため、天月くんなら里田未来さんの事知ってるかも知れない…色んな思いがこみ上げてきて…

『ねぇ天月くん…まふくんってどんな人?』

気づけばそんな事を口にしてた…まふくんの事をわかってるなんて思ってた自分は、彼のほんの一部しか見てなかった…

趣味は?好きな食べ物は?好きな色は?誕生日は?好きな女の子はいるの?どんな人が好き?嫌いなタイプは…あとは…あとは…

天「そんなにまふのこと知りたい?」

天月くんの声で現実に戻ってきた私は何故か涙を流してて…

天「まふは…鹿島ちゃんの事…」

天月くんのその言葉を聞いて私は携帯を手から滑らせた…

“なんとも思ってないよ”

私は告白する前に、思いっきり振られた…


Side 天月

…鹿島ちゃん…ごめんね…

『これで満足?なにも悪くない人を傷つけて満足?』

俺は強く拳を握りしめ、後ろにいる人物に問いかける

未「真冬に手を出したあの子が悪いのよ」

俺は…この人よりも最低だ

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設定タグ:歌い手 , まふまふ , ツンデレ   
作品ジャンル:恋愛
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美雲 - 面白くて今日、1日でパート1から全て読んでしまいました!更新、お待ちしてます! (2020年3月20日 18時) (レス) id: 5c54d7ec1f (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - アスリさん» そうですかね?(笑)ちょっと丸くなったかもしれません! (2016年1月13日 19時) (レス) id: 17f5c0bd21 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - 夜猫さん» ありがとうございます!未だにこの作品のまふくんのキャラがどんなのかわからないですけど(笑)ツンデレに近づいてくれると嬉しい(笑) (2016年1月13日 19時) (レス) id: 17f5c0bd21 (このIDを非表示/違反報告)
アスリ(プロフ) - おーツンデレ率が7:3になっきた♪(´∀`*) (2016年1月10日 0時) (レス) id: 24e178830e (このIDを非表示/違反報告)
夜猫(プロフ) - ツンデルは思ってることを間逆に言ったり?たとえば『好き』っていいたいのに『きらい』って言ったり照れ隠しのとき冷たい態度になるとかですかね?あまりあてにしない方がいいですよ←←←← (2016年1月9日 21時) (レス) id: bf8d0cbdd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花ノ絵 | 作成日時:2015年12月25日 12時

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