正しい愛情〜3〜

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Aside


坂本「まず、自己紹介するね?

坂本真綾です(ニコッ

声優やってますw」


A「ぞ、存じ上げております...(汗)」


め、目の前に坂本真綾さんが...(汗)

肌キレイ...///手足細い...///

髪つやつや...///すごいオシャレ...///

私とは大違い...(汗)


A「あの!私は...」


坂本「「AAちゃん」でしょ?w」


A「えっ?」


坂本「皆さんから既に

色々聞いてるから知ってるよ(ニコッ」


え、笑顔がまぶしい!

それに、真綾さんの背中に白い羽が見える...!!


坂本「早速だけど、手当てしよっか?

私、後ろ向いてるから服脱いでくれる...?」


A「は、はい...」


私は、服を脱ぐ。


(そう言えば、傷を人に見せた事無かったな...

真綾さん、絶対不気味がるよね...

気分悪くなったりしないかな...)


不安を感じながら真綾さんに恐る恐る声をかける。


坂本「見て大丈夫?

じゃあ、手当てを...!?」


真綾さんが私の腕を見て言葉を失う。

やっぱり、引かれるよね...


A「これ、不気味ですよねw

真綾さんは大丈夫d...」


坂本「なんで皆さんにこれを隠してたの!?」


A「えっ?」


真綾さんが私の手を握る。


坂本「これだけの傷...

早く手当てしないと痕になっちゃうじゃん!

背中から手当てするから、

ちょっと待ってね...」


そう言って、テキパキと救急箱から

道具を取り出す。


A「不気味がらないんですね...」


坂本「不気味がらないよ!

逆にちょっと怒ってる...」


A「何で真綾さんが怒ってるんですか?」


坂本「こんな大事な事を

皆さんに隠してたか〜ら!」


A「!?」


真綾さんが私のおでこにデコピンをする。


A「真綾さん...?」


坂本「今のは傷を隠してた罰ね(ニコッ

これからはAちゃんは1人じゃないんだから、

たくさん大人に頼ったり

甘えたりしないとダメだよ?」


A「頼る...甘える...」


脳内に皆さんの顔が浮かぶ。

あれ?「頼る」とか「甘える」って、

どうやればいいんだっけ...?

そんなの忘れたな...


坂本「私からスタートでもいいから、

ゆっくり慣れていこ?約束!」


真綾さんが私の前に小指を立てる。


坂本「ほら!Aちゃんも小指出して!

指切り出来ないでしょ?w」


「指切り」なんてアニメの中でしか

見た事無かった私は、

真綾さんに言われた通り小指を絡めた。

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