正しい愛情

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Aside


A「あ、あの...

もしかして、声優の小野大輔さんと

福山潤さんですか...?」


口から出たのは、こんな言葉だった。


?「あっ...そうです!」


?「君、僕らの事知ってるんだね!」


(そ、そりゃもちろん!大好きですから!!///

お2人のCD全部持ってるし、

イベントも頑張って行ってますから!!!

あぁ...

目の前に「パンダ君＆ラマさん」

「セバスチャン＆グレル」

「一松＆十四松」が...///

やっぱりオーラがスゴい...///

肌キレイ...///)


心の中でヲタクを大爆発させる。

こんな何も無い日にテンション上がるの

初めてかも...///


福山「で、小野君はいつまでその人の手首

掴んでるの?」


小野「えっ...?

あっ!///ご、ごめんなさい!!///

大丈夫でしたか...?

痛くなかったですか...?」


A「あっ...大丈夫です...」


この瞬間、

生まれて初めて表情を無くした事を後悔した。

憧れの人がこんな近くにいるのに、

驚きも泣きも笑顔すら出来ない...

神様は残酷だ...


そんな私をよそに、

小野さんと福山さんは

ヒソヒソわちゃわちゃしてる。

そう言えば、

小野さんは「人見知りするタイプ」らしいし、

福山さんは「女性が苦手(?)」らしいし...

お2人共、私に何か聞きたい感じたけど

どっちが聞くか話し合ってる感じ...


(私、居なくなった方が...)


って、思っていた時...


?「あれ?小野君に福山君だ。

こんな所で何してるの?」


お2人の背後から優しい声が聞こえた。

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