正しい愛情

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Aside

それからの時間の流れは早かった。

朝食べて、部屋でゲームして、

ゲーセンでお目当てのフィギュア取って、

アニメイトとらしんばんに行って、

ちょっと遠出して

漫画喫茶で漫画読み漁って...

気付けば、外は真っ暗になっていた。

時間を見れば23:00。

そりゃ、外が真っ暗なはずだ。

て言うか、私

「高校生」って思われなかったんだw


いつもなら(いい加減帰るか...)

って思うけど、

今日はそんな気分じゃ無かった。

なんとなく外に居たかった。


(あっ、こんな所に公園あったんだ...)


たまたま目に入った公園に入って、

ちょっと古くなったベンチに座る。

普段、「学校〜バイト先〜家」までの道しか

行き来しないから、公園に来るのは

ちょっと新鮮。

空を見ると、星は見えないけど

真っ暗な空に目をつむりたくなる程

明るい三日月が出ていた。

月明かりが周りにある雲に影を作って

スゴいキレイだった。

キャラで例えるなら戦中の三日月宗近。

アニメの風景で例えるなら、

刀剣乱舞の夜戦シーン...

全部刀剣乱舞じゃんw


(髪が当たって首かゆい...)


私は何の気なしに右手を右の首筋に

ゆっくり持って行った。

でも...

パシッ!

その手は、誰かによって阻止された。

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