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「セトさーん、来たでーー」

玄関から声が聞こえる

ばぁちゃんは廊下へでると

「はよあがりーー」

と呼んでいる


やっと来た

私がここにくる1番の理由

1年ぶりの再会に胸がドキドキしてきた

あ、前髪とか変じゃないかな?


「れんれーん」

1番に飛びついたのは1番下の妹で

「れーーん、ゲームしようや!ゲーム!!」

弟は彼の周りをグルグル回ってる

「わかった!わかったから!ちょっと落ち着こ!なっ!!」


そう言って、弟妹たちをたしなめるように頭をグリグリと撫でつけた

私もあんな風に飛びついていけたらどんなにいいか…

顔上げた廉くんがこっちをみて
おうっ!って私に向かって手をあげた

私も軽く手をあげて
少し離れた所から
弟妹達に引っ張らながらテーブルに並んだ
ご飯を食べはじめた彼の姿をみてた

しばらくして妹はちゃっかりと胡座をかいた彼の膝の中…なんとも羨ましい限りだ

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作者名:Riri | 作成日時:2021年9月13日 3時

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